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人形化小説・マネキン37

人形化小説・マネキン37

……ここはどこ!?
悪夢のようなまどろみから戻ってきたわたしを待っていたのは、一面の薄暗い視界だった。
初めて着けたマネキンスーツの視界を思い出すような、不自然な、サングラス越しに似た薄暗さ。
でも、肌に触れる感触やスーツ内の狭さは間違いなくいつものリアルドールスーツのものだ。
……そういえば、初めてマネキンスーツを身に着けたのも、なんだかもうずっと昔のことのような気がしてくる。
あの頃はただただ不安で、でも好奇心から少しわくわくしていた気がするな……
それがまさかこんなことになるなんて。
人形の中身になるためだけに身体を改造されたり、人形の一部分として売られてしまったり、こんなバカなことになるなんて、思ってもみなかったよ……

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* * *

そんなことをボンヤリ考えていると、目が慣れてきたのか、外の光景がわかるようになってきた。
首の動かせない狭いわたしの視界にまず入ってきたのは、あまり広くない一室と、壁際にいくつもある棚。
その中に乱雑に押し込まれた、何かが入ったビニール袋をちょっと後ろ姿がオタクっぽい感じの男の子が引き出して、手に取っている。
その袋がチラッと目に入って、透明なビニール越しに中身が一瞬だけ見えた。
……ちょっと待って、あれはわたしが着せられたピンクの服!?
わたしは今自分が置かれている状況が全くわからなくて混乱する。
そんなわたしの耳元から、小さな声が聞こえてきた。

「お目覚めかな? いやいや、よく眠っていたから起こすのも偲びなくってね」
……社長だ! 思った途端にわたしは社長に問いかけようと声を
「……!?」
出せなかった。
アゴをがっしりとした何かで固定されていて、口が動かせないし、何だか舌に違和感があって、全然声にならなかった。

「ああ、ごめんごめん。 はは、一応マイクは付けてあるけど、声は出せないよ。 口には麻酔をかけてあるし、アゴもがっちりホールドしてあるしね。 いずれ声帯を潰したり、舌は抜いてゴム製のと交換してもいいけど、それまではそんな感じで我慢してくれ♪」

「……!」
なんて怖いことをあっさり言うんだろうか。
この人にとってはわたしはもう完全に人形のパーツの一部に過ぎないのかもしれない。

「ああ、でもそうすると初等部に通うようになったらまずいかな? まぁ、どっちでもいいけど、お前が自分からもう喋らないって約束してくれたら改造なんてしないよ? どうする? 約束するかい?」
「……!!」
「ん? なんだ、約束してくれないのか…… 哀しいなぁ、それじゃ仕方ないね、一ヶ月くらいしたら考えよう。 それまでお前に不便をかけるけど我慢してくれ」

イヤだ、約束する、わかりました、言いたくてもそう言えないわたしのことをわかっているのかいないのか、社長は一人で喋り続けながらわたしの運命を決めていく。

「それじゃあ今日は久しぶりのマネキンの仕事を頑張ってくれ。 ボーナスもなにも出せないけどね♪ 人形には必要ないからいいだろう? それじゃ、またあとで」

耳元から急に声が消えて、また周囲の音が戻ってきた。
わたしは声も出せずに涙を流しながら、ノドの奥だけでしゃくり上げる。

……そういえば、社長はマネキンの仕事って言ってた。 でも、ここはもちろんいつものブティックじゃない。
そうすると、わたしがもしあのピンクの魔女っ子衣装を着せられたままだとしたら、ここはそういう服を売る場所っていうことになるはずだ。

……! オタクな男の子向けのコスプレショップ!?
わたしだって女装っていう趣味があるのは知っている。
つまりここは、そういう趣味の人たち向けのコスプレショップなのかもしれない。

……!?

急にわたしの胸のローターが一瞬だけ動き、止まる。
驚いて思わず視線を外界に向けると、さっき見えたピンクのコスプレ衣装を弄っていたオタクっぽい子が目の前に近づいていて、ドールスーツの胸をこそこそとした動きで撫でていた。
恐る恐る撫でたり、慣れてきたようにギュッと握ったり。 その度にわたしの乳首にローターの刺激がくる。
わたしは相変わらず身じろぎ一つ出来ず、声も出せないままそれをただ受け入れることしか出来ない。

「ああ、そうだ、言い忘れていたけどね、お前の足下には『わたしのAカップをいっぱい触っていいよ♪』って書いた紙が置いてあるから、たくさん触ってもらえるんじゃないかな。 三日後にここの仕事はお終いだからそれまで楽しんでくれ。 深夜に麻生くんが、お前を眠らせてからメンテをやってくれる予定だから衛生面は心配しなくていい。 存分に頑張ってくれ」

そんな、三日間もこんなところで晒し者にされたあげく、知らない人たちに触られ続けるっていうのっ!?
触られるのは生身じゃないけど、でも、触られたら…… ン…… こんな…… ちょっと…… 待ちなさい…… あ、あ……

* * *

ひどくもどかしい刺激を受けて、じりじりと脳味噌が焼き付いていきそうだ。
でも、こんな刺激じゃ失神も出来なくて、まばらに来る来店者から与えられる軽い刺激を甘受し続けるしか、わたしに出来ることはなかった。
わたしの着ているピンクの服と同じ商品は、ずいぶん数が減ってきていたけど、ついさっき見知らぬ若い男の店員が補充していたから、また棚には各サイズのこの魔女っ子服が棚に目一杯詰め込まれている。

……?

店員の男の子が、目の前を通り過ぎて行き、そのすぐあとに電気が消された。
部屋はそのまま真っ暗になり、扉の鍵が閉まるガチャリという音が聞こえてくる。
今、この狭くて真っ暗な部屋の中には、わたししか命を持ったものいなくなってしまった。
そんな中、わたしは長い杖を胸元で構えた可愛らしいポーズのまま、一人で立ちつくしている。
指に力を入れても、脚に力を入れても、やっぱりビクともしない。
わたしはリアルドールとして、マネキンとして、誰も見ていることのないこの場を彩るだけの、アクセントになっていることしか出来なかった。

それからわたしにとってはずいぶん長い時間が経過したとき、扉が開く音がして、すぐに麻生さんの顔が目の前に寄せられてきた。
わたしはいきなりの出来事に驚いたけど、でも麻生さんの顔を見るのは素直に嬉しい。 というより、安心する。

「ん〜、瞳の奥がよく見えないけど…… 起きてる? って返事出来ないんだよね、ま、どっちでもいいかな。 これから呼吸口に麻酔ガス入れるよ? そのままラクにしててね♪」

そんな声を一方的にかけられたあと、すぐにわたしの意識は遠くなっていった。

* * *

「ン……」
乳首への弱々しい刺激で目が覚めた。
思わず目を見開くと、ガラスの瞳越しに知らないオタクっぽい男の子。
「ん…… んん……」
もどかしい刺激が恨めしい。
もし手が動くなら、自分から浅ましく胸やアソコを刺激してしまいたい。
そう思うくらいに微妙な刺激で、わたしは泣きたい気分になってきた。
……そう言えば、股間のグッショリしたお漏らしの気持ち悪さや、汗で汚れた身体の不快感がさっぱりと消えてる。 空腹感も消えてるみたいだ。
とにかく刺激から目を逸らそうと思って考え事をはじめたとき、そんなことに気付いた。
昨日、そう言えば麻生さんを見てからの記憶がないから、多分彼女がケアしてくれたんだろうな……
でも、わたしにとっては外に出された記憶のひとかけらもないから、ずっとリアルドールスーツの中に押し込められっぱなしと大差ない。
もしかして今夜もこんな感じでケアされちゃうんだろうか……
そうしたら、わたしは一度も外に出ることもないまま、ずっとドールの中の世界以外見ることが出来ないのと変わりない。

……気が狂っちゃうかもしれない!

でも、いくら暴れようと力を込めてもドールスーツはわたし自身の能動的な行動を、指一本たりとも許してくれない。
外から見れば、ただ幼い外見のリアルドールが、微笑みながら魔女っ子服を着て杖を構えているだけにしか見えないはずなのに、その中ではわたしが指一本動かせずにローターの刺激に耐え続けている。
……なんて倒錯しているんだろう。
社長も、野上さんも。 それに、麻生さんも。
そして、わたしも。
いつの間にか、わたしは身動き出来ない中で受け続けるじわりとした快感に身を委ねて、じっとそれを甘受していた。
わたしは、それが気持ちいいと、気付いている。
今までも、マネキンの中にいるだけで、快感を覚えていることには気付いていた。
でも、認めたくなかった。
認めたくなかったけど、でもこの気持ちはもう抑えられそうもない。

……なんて、倒錯しているんだろう、わたしは。

* * *

お屋敷に戻ったわたしを待っていたのは、ゆるやかで穏やかな毎日だった。

麻生さんに起こされて、一緒にご飯を食べて、それからトイレに行ってウンチをする。
パウダーを塗られて、雑談をしながらドールスーツの中に入れられて、そしてそのまま夜まで屋敷のいろいろなところに飾られた。

ある日は玄関、ある日は居間、ある日は来客室。
でも、一番多かったのはコレクションルームなる一室だった。
社長は本当にリアルドールが好きみたいで、わたしが入れられているドールスーツとよく似た感じの、何体もの命のないドール達と一緒に座らされ、飾り付けられ、展示される。
たまにお客さんが来て鑑賞されたけど、どうやらなにも教えられてはいないみたいで、他のドールと同じように触られて、評価をされた。
例の触られると動き出すローターは健在だから、撫で回されるたびに満たされない切ない刺激を与えられて、動かない身体で身悶える。
おかしなもので、わたし以外のドールが高評価だと、何だか嫉妬みたいな気持ちが沸くようにもなってきているみたいだ。
そんな人間じみた考えが浮かんできて、まだわたしは壊れていないんだと再確認してみたり……

衣装は相変わらずピンクの魔女っ子服だけで、着せ替え人形のようにいろいろな服を着せられることはない。
ポーズはいろいろ変えられたけど、手を挙げっぱなしにされるようなキツいポーズをとらされることがなかったおかげでひどい筋肉痛になったりはしなくて済んでいる。 このあたりはちょっとだけ麻生さんに感謝しよう。
……でも、ローターのスイッチを気まぐれでオンオフするのはやめてください、本当にあれはきついんだからね!

そして社長が寝室に行くまで我慢すれば、夜中には恒例になった麻生さんとの素敵な夜が待っていてくれるから、それを楽しみにしながら、わたしはリアルドールの日々を送っていた。

結局まだ改造はされてないけど、多分近日中にやられてしまいそうな気配。
……というのも、あの、あの、あの野上が! この間コレクションルームに来て、やれ腕の骨を切って短くするだの、やれ足の骨を切って身長を低くするだの、やれ顔をこのドールそっくりにするだの、さんざんにわたしのことを震え上がらせていったからだ。
このままだとなんだか本当に初等部に放り込まれそうだ。
今さら黄色い帽子をかぶってランドセルを背負ったり、初等部の授業を受けたり、そんなことをさせられるのは、恥ずかしすぎる……

昼は学園に行って、夕方からドールになり、社長たちに鑑賞されて。
土日はずっとマネキンの仕事をする。
そして、そんなわたしを夜、麻生さんが癒してくれる。
これからの日々はそんな風に巡っていくんだろう。

そんなことを考えながらも、これからの人生を思って、わたしは胸の高鳴りを感じていた。

おわり

≪オブジェなドールもくじ≫
≪ケータイ用オブドルもくじ≫

※この数ヶ月、マネキンを応援頂いてありがとうございました。 最終回です。
※黒い終わり方も考えましたけど、やっぱり長期連載でしたし、愛着もあるのでハッピーエンドになりました。
※しかしこれが終わった今、オブドルの軸になるのは「ポニー・ストーリー」って言うことに……(^^;
※チェアを長期連載にはしにくいしナ、どうしましょ(^^;
※前回投票一位の人形化のお話がまだですネ(^^; これも書かなきゃナ。

コメント

フィギュアサイズの人形にされた女の子が子供の遊び道具になったりデパートで売られたりと各地を転々としていく話とかどうでしょうか?

>わおさま
コメント&アイデアありがとうございます(^^)
フィギュアサイズで遊び道具……
ん〜、アダルト小説っぽく出来なさそうで難しいですネ。
フィギュア化のお話しの「デ…… 修正、ご主人様」(笑)だといけるかナ。
ちょっと考えてみます。

エロ要素はなくてもいいでしょう。物になるのが主だと思いますし。
それにこういう話だと長期連載しやすいかなと思ったので。

リアル人形になったときって・・・触られると感じるもんなんでしょうかね??
素肌じゃないからどうなんだろう?って考えちゃいました(笑)

少し違いますが・・・自分の意思に関係なく戒様の思い通りに・・・
ってのは感じちゃいますね・・(///o///)ゞ テレテレ

>わおさま
ん〜、連載でずっとエロ無しではちょっとテンションが上がりません(^^;
短編とか、連載の一部ならアリなんですけれどネ。

小さい人形になって操演される話なら書いてみたいかもしれないので、ちょっと考えてみますネ。

>トンさま
触られても感じないでしょうネ(^^;
なので、触られたら内部のローターが反応して動く、みたいな感じの方が面白いかもです。

自分の意志に関係なく、思い通りにっていうのはいいですネ〜。
代わって欲しいです(笑)

楽しめました

一気に読ませていただきました♪
途中までは私と似たようなこと書いてるなぁって思いながらもワクワクしていたのですが、路線が変わった?あたりから、いまいち盛り上がりに欠けるというか、、、気持ちは判りますけど(^^♪
でも、次の作品に期待期待!

>綾乃さま

コメントありがとうございます。
ん〜、半年も続けて書いていると、路線は変わってしまいますネ(^^;
特に意識的に変えたダッチワイフ編の前後の差と言ったら(笑)

綾乃さんも小説をお書きになってらっしゃるんですネ。
読みたいナ、読みたいナ♪ なんておねだりしてみる(笑)

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