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人形化小説・マネキン7

人形化小説・マネキン 7

わたしの身体は数人がかりで持ち上げられて、お店の中を、ゆらゆら危なげに運ばれていく。

……落とさないでよ〜〜
わたしがそんなことを祈って目を閉じていると、すぐに
「ほら、注意してよぉ! ほら、ゆっくりゆっくり、そうそう、もう少し…… はい、いいよ〜!」
なんて声が聞こえてきて、身体が床に置かれた。
急いで目を開けて瞳の覗き穴から茶色いガラス越しに見てみると、そこはエントランスの真ん前。
今はシャッターを降ろしているからいいけど、普通なら外からもよく見える場所で、一番目立つ場所だった。

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* * *


……全裸で指一本動けないのに、この場所って言うのはちょっとキツイかも。
まぁね、全裸とは言っても外から見えるのは目の大きなマネキン人形だけなんだから、中身のわたしが恥ずかしがる必要はないんだろうけど。
でも外が見えるのはやっぱり恥ずかしい……

「……それではこれから一時間モニターをお願いします。 疲労以外でなにか問題があったら教えてくださいね。 それからトイレに行きたくなってしまったら、早めに教えてください。 下腹部のパーツを取り外すだけでも少し時間がかかりますから……」
「あい」
はい、と不自由な口で耳元のスピーカーから聞こえた名取さんの声に返事をする。
すると、「よろしくお願いします」という声とともに視界の端にいた名取さんが歩いていってしまった。

シャッターが開けられて、日の光が差し込んでくる。
茶色いガラスの瞳越しだと、まぶしく感じることもないけど、わたしはついに外から丸見え状態にされてしまった。

奥からやっと出てきたらしい社長がエントランスの扉を開ける。
いよいよ開店だ。
開店時間からは1時間ほど遅れてしまったが、人が出始めるのはだいたい今頃からだから、お店的にはそんなに問題にはならないと思う。

ただね、今までシャッターを閉めていたお店がシャッターを上げた瞬間って、ついつい目で追ってしまうものだよね。
外を歩いていたスーツ姿の営業マンと、小さい女の子を連れた若い女性の視線がこっちを見て、わたしにも視線を送ってきて……

チラッと一瞥されただけで営業マンは足も止めずに歩いていってしまう。
気まずそうにとか、興味を持ったとか、そんなことは全然ない視線を送られて、そのまま完全にスルーされた。
奥さんの方は、一瞬だけわたしの顔の部分を見た後、すぐにわたしが着ている水着だけに視線をそそぐ。
そのままちょっと溜息をつくと、女の子に手を引かれて去っていってしまった。

営業マンと若い奥さんの、わたしをただのマネキンとしてしか見ていない視線は、わたしに少なからずショックを与えていた。
わたしが普通に服を着た店員としてそこにいて、店の外から見えたとしたら、あの二人はあんな視線でわたしを見ないだろう。
人間じゃないモノを見る目で見られたからこそ、あんな態度を取られるんだし、水着だけをしげしげと眺めたりされたんだ。

そんなことを考えていると、入口から若い女の子が3人入ってきた。
「いはっはいまへ」
いらっしゃいませ、と思わず言ってしまって、慌ててマウスピースを噛みしめる。
たぶん外には声が聞こえてないと思うけど、もし聞こえていたらヤバい……

幸い気付かれなかったみたいで、女の子達はそのまま何かかしましく話しをしながらわたしの方に近づいてきた。

「うわ、このマネキンすげえオタっぽくない?」
「そう? ちょい可愛くない?」
「ってかおっぱいでかくてムカつく〜〜!」
「アンタのがちっこいだけじゃん!」

なんて笑いながらわたしを見ている。
「おお!この水着よくね?」
「ええーー? ガキっぽくない?」
「あっち見てみない?」

指さしたり笑ったり水着を引っ張ったりしてから、彼女たちは水着コーナーに歩いていく。
そこまでされても何にも出来ない無力なわたしは、ただずっと横を見上げて髪を押さえたポーズで固まっているだけだ。

すごく頭にきたけど、彼女たちはマネキンに対して、生きていないモノに対して言っているつもりなんだから、わたしが怒る必要はどこにもないんだよね……

結局彼女たちは、しばらくして出ていった。
うちのお店の袋を持っていなかったから、何にも買っていないんだろうなぁ。


8へつづく
ケータイ版8へ

※マネキンでディスプレイです。
※このシリーズは、わたしのフェチごころの命ずるままに書いていますから、完全に需要無視になっちゃってます(^^; にも関わらずコメントを頂けて、ものすごく嬉しいです。 ホントにありがとうございます(^^)/

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