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小説・わたしの彼氏になりなさい10

小説・わたしの彼氏になりなさい10

「……鏡、見せてくれないかしら?」

──イヤな予感…… これは、もしかして、アレじゃないの!?

その予感は、富井が部屋の片隅から持ってきた姿見によって肯定された。

鏡には、カウベル付きの首輪を着けた制服姿の黒髪の美少女が、頭にネコミミを付けながら恥ずかしそうに座っている姿が映し出されている……

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* * *

「こ、これって…… ネコミミ、って言うのよね?」

緑の声が静まりかえるワンルームに重く響く。

──ネ、ネコミミ…… わたしがネコミミ……

せっかく鈴の音に酔いはじめていた緑だったが、今度は別の意味での恥ずかしさに焦がされて、恥ずかしいやら腹立たしいやらなんとなく嬉しいやらで、それはもう大変なことになっていた。

そして一人ご満悦な富井は、空気を読まずに無邪気に喜ぶ。

「ううん、違うよ青山さん、それはイヌミミ! 手作りなんだ!」

さっきまでの緊張した表情が嘘のように、晴れやかな声音でニコニコと緑の方を見ながら話しかける。

「イ、イヌミミ!? そ、そうなの……」

カチューシャから生えている、フワッとした耳を撫でながら緑はじーっと鏡を見つめていた。

日焼け止めを忘れるとすぐにヒリヒリするのもコンプレックスの、見慣れた大人っぽい顔。

そしてケアが大変なのに、涼子達友人に頑なに切らないようにと拝み倒され、また自身もクールなイメージを保つために切ることが出来ずにいる、長い黒髪。

それを彩るのは、フサフサとした黒いイヌミミ。 そして鈴付き首輪。

イヌミミカチューシャ、それはちょっとどうなの!? なんて思った緑だったが、改めてよく見てみると、イヌミミのおかげでいつもの凜とした雰囲気が和らぎ、どことなく可愛らしさが強調されているようで……

「に、似合ってる?」

喜色満面の表情で自分を見つめる富井を見上げながら小さく囁く。

「あのさ! ちょっとだけでいいから、その、頭を……」

「え!? あたまっ!?」

自分の問いかけを無視して一方的に喋っている富井に圧倒されるように、緑は反射的に問い返した。

富井、空気を読めない男である。 こういうときには似合っている、と答えるのが男の……

「あ、あたま、頭ね!?」

緑は勢いに押されるように立ち上がり、チリンチリンと鈴の音を響かせながら、富井の前におずおずと歩いていく。

そして、富井に向かってすごい勢いで頭を下げた。

緑の首元から澄んだ音色が鳴り、その音に余計に高鳴る心臓のドキドキ。

黒髪が追いかけるようにフワッと降りていき、赤く染まる緑の頬を覆い隠した。

一方富井は、この緑の「ゴメンなさい!」とでもいうような見事な会釈っぷりに、またぞろ混乱する。

──こ、これはゴメンネって意味? それともこのまま撫でていいの!?

「あ、あの、青山しゃん! い、一回座って……」

噛み噛みの富井の言葉を聞いた緑は、

──す、座るの!? 座ればいいのね!?

何を考える余裕もなく耳から入ってきた言葉をそのまま実行。 結果……

オロオロと両手を彷徨わせながら目を白黒と慌ただしく塗り替え続ける富井と、その目の前でぺたりと床に座り込んだ緑、という構図が出来上がる。

アドリブの利かない富井の方も、とにかく想定外の事態の連続で、混乱するままに緑の頭に向かって手を伸ばした。

そして、そのまま柔らかくも繊細な黒糸に遂に触れる。

ゆっくりと、ゆっくりと撫でられるその感触に、緑は自分の状態さえも意識せず、目を閉じてうっとりとした表情を浮かべた。

──人に頭を撫でられたの、どれくらいぶりかな……

少なくとも初等部の高学年になって以降は覚えがない。

──なんだか小さい頃に戻った気分ね……

ふふ、と小さく小さく笑ったあと、緑は撫でられている間中、富井の手に押されて動く自身の頭に同期して、チリチリと鳴る鈴の音に耳を傾ける。

──うふふ、そういえば富井君も、『青山しゃん』なんて言っちゃって、随分焦っちゃってたみたいね。
薄目を開けて見上げると、月面着陸に成功したばかりのネザーランドドワーフラビットの様に嬉しそうな富井の顔が見えた。

その表情を見ていると、なんだか悪戯心がむくむくと湧き上がってくる。

緑はなんとなく首輪に手を当てて、そして何かを思いついたような表情で、

「ねぇ、富井君……?」

鈴のついたストラップと首輪を繋いでいるDリングの部分を親指と人差し指で持ち上げながら、

「リード、ある……?」

脳裏にペットガールの写真を思い浮かべながら、そう呟いたのだった。

11へつづく
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※緑の反撃?
※校正してないのでおかしいところがあるかも(^^;

コメント

これは果たして反撃なのだろうか……w

確かに富井はダメージを被るでしょうが
それ以上の打撃が緑に降りかかるのでしょうね。自信満々に墓穴を掘る……緑かわいい。

>syoさん
緑は墓穴掘り癖がありますから思った通りに進むかどうか……(^^ゞ

お互い良く分からないままに今の状態になってるので、じわじわ流砂に飲まれるようにはまっていくことでしょうw

こっち書き込むの久々ですね。連日更新嬉しいです。
反撃!だけど自分も爆心地…というより、もはや自分が爆弾かな(^^;
今回最大の衝撃はイヌミミを「手作り」ですよ。噴出しましたホントに。
富井は器用と判明!今後も手作り作品の登場が!?

>蟻と人形遣いさん

富井はお金が無い分彼なりにエロとゆかりんの為に情熱を捧げていたんでしょう。

そしてゆかりん亡き今、その情熱はどこへ向かうのか…… とか、こう書くとちょっと格好いいですネ、富井(笑)

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