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小説・わたしの彼氏になりなさい9

小説・わたしの彼氏になりなさい9

指ではじくのではなく、自身の動きに合わせて勝手になった鈴の音に、なぜだか緑はゾクッとした何かが背筋を這い上がっていくのを感じる。

『元々は動物の首に付けて、どこにいるか把握するためのもの』

自分で言ったそのフレーズを思い出して、緑はまた、ゆっくりと俯いた。

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* * *

──チリンッ!……

緑が振り向くと同時に鳴った鈴の音によって『なにか』を感じ取ったのは、うつむき加減で陶然とした表情の緑の方ばかりではない。

緑と同じように、ハァ、ハァ、と細かく呼吸を繰り返している富井にも、それは伝わっていた。

椅子に座り、長い黒髪に隠れた緑を惚けたように見つめながら、その奇妙な『なにか』に引き寄せられるように指を伸ばしかける。

しかしもう少しで繊細な黒糸に触れる、と言うところで、手を戻し、そしてギュッと握りしめた。

──僕が青山さんに頼みたかったのは、首輪と鈴を繋いでるストラップを、親指と人差し指でつまんで揺らしてもらうことだったハズなのに。

なんで今の、ただ青山さんが振り向いて、音が鳴っただけでこんな気持ちになったんだろう、と富井は呆然とする。

そう、富井は『うつむいた黒髪の美少女が、細い指で鈴を左右に小さく揺らして奏でる画像』を心の中の美術・芸術フォルダーに保存しておきたかっただけなのだ。

それなのに。

──なんで、僕はこんな気持ちになっているんだろう。

富井は意を決したような表情で立ち上がると、もう一度押し入れに向けて歩き始める。

一瞬ビクッとした緑の気配を背中に感じながら、それを振り切るように押し入れの前まで歩いてくると、開けたままのフスマの下方にある収納ボックスの前にしゃがみ込んだ。

富井はその一番下の段をゴソゴソと漁り、今まで「ゆかりん」以外に見せたことのないいくつかのものを手に取る。

そして、一度ゆっくりと深呼吸をして、吸い込みすぎた空気にむせながらも、立ち上がる。

決意を込めた瞳で、緑のいるデスクの方を振り返った。

* * *

緑は、ただただ「ハァ、ハァ」と浅い息を繰り返していた。

──動物。

──動物と同じ。

──鈴。

──鳴らしてみたい。

──でも。

──首輪。

──チョーカーとは違う。 首輪……

ゆっくりと細い指先で首輪に触れる。

長い髪が一筋サラッと下りてきて、緑の白い指をくすぐった。

いつもなら、強気にバサッと払いのけるところだが、今はそんなことも気にならない様子で首輪から鈴に向かい指をずらしていく。

──チリンッ……

もう一度指先ではじいて鈴を鳴らした。

──やっぱりさっきの方が……

ドキドキした、と考えて、なぜだか再び背筋にゾクッとした感覚を覚えた緑は、いけないいけない、と慌てたように顔を振る。

──チリンッ!……

──チリンッ!……

──チリンッ!……

首元で何度も鳴り響く鈴。

その瞬間、先程と同じ様なゾクゾクが身体を駆け抜けて、

「……ん、あっ!」

漏れ出る声を抑えることも出来ないまま…… 頭の中が白く染まる。

──あ、え!? い、今わたし、軽くイっちゃった!?

反射的に股間に手を伸ばそうとして…… ハッと気付いて思い止まった。

危なかった。 さすがにそれをしていたら、富井の理性もはじけ飛んでいただろう。

現にこちらを見ながら近づいてきていた富井が、驚いた表情をして緑の後ろ姿を見ている。

その富井は、収納ボックスから取りだした物の内の一つを持って、緑の背後に立った。

そして、緑の美しい長髪を見下ろし、真剣な表情で両手で構えた『それ』を緑に向かって下ろしていく。

弓のように反り返る『それ』の両端を掴み、力みながら押し広げる。

そして、『それ』をゆっくり緑の髪に差し入れていく……

緑は突然頭にヘアバンドのような物が差し込まれてくるのを感じて、驚きのあまり手を伸ばした。

「……乱暴にしないで。 痛いわ」

取り繕った声で富井の手を払いのけ、プラスチック製の『それ』──カチューシャを、手慣れた感じで着け、整えた……

「え? これは、なに?」

思わず疑問の声が飛び出したのは、カチューシャの上にピンと伸びる、二つの大きな三角形の、ぬいぐるみのような感触を感じたからだ。

「……鏡、見せてくれないかしら?」

──イヤな予感…… これは、もしかして、アレじゃないの!?

その予感は、富井が部屋の片隅から持ってきた姿見によって肯定された。

鏡には、カウベル付きの首輪を着けた制服姿の黒髪の美少女が、頭にネコミミを付けながら恥ずかしそうに座っている姿が映し出されている……

10へつづく
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※今日はこちらをお届けします。
※二人とも、徐々に進んでいる模様。

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