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小説・わたしの彼氏になりなさい8

小説・わたしの彼氏になりなさい8

──うん、大丈夫!

自分と「ゆかりん」で幾度となくやったことだ。 充分に余裕はあるはず。

緑は富井の指が離れていくのを感じると、そっと自分の首元を見やる。

ぶるぶると震える湯先で、黒革の首輪と、そしてそこにぶら下がった大きな鈴に触れ、ゴクリと喉を鳴らすのだった。

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* * *

──チリンッ!

富井の高校生男子の一人暮らしにしては片づいているワンルームに、場違いに涼やかな音が鳴り響く。

これはカウベル、というタイプの鈴だ。

猫が付けるような丸い鈴ではなく、釣り鐘型の鈴。

「元々は乳牛の首に付けて、牧場のどこにいるか把握するためのもの、よね……」

──震える小さな小さな声で、緑がボソリと言った言葉は、しかしこの静かな部屋にあっては、富井のブルブルと震える耳にも抵抗無く入ってきている。

「め、めすうし!?」

思わず言ってしまってから、富井が慌てて口を押さえる。

その裏返りまくって素っ頓狂なほど語尾の上がった言葉は、しかし口を押さえたからと言って取り消せるものではない。

締め切られ、空気の流れの止まったワンルーム。

その凝り固まった大気は富井の声により乱され、揺らぎ。

一瞬のうちに緑の整った耳の中に飛び込んでいき…… そして、その鼓膜を揺らした。

──めすうし? メスうし? メス牛……

その言葉が、緑の優秀な頭脳に染み込み、理解できるまでどれくらいの時間を要したか。

そして、理解した瞬間に緑の脳裏にひらめいたのは、先程の牝犬女性の画像。

それが徐々に形を変え、まるでモーフィング画像のように、肌が白い、所々に黒いブチのある、搾乳機の付けられた女性の映像に変わっていく── しかも背景は厩舎。

緑はハッとしたように細い両腕で自分の胸を抱えると、ギュッと抱きしめる。

制服越しにも存在感のある胸がさらに強調されていることにも気付かないまま、緑は上半身だけ振り返り、富井をキツい目で睨んだ、

「い、いや、そうじゃない、そうじゃなくて…… あ!」

富井の視線が緑の首元に引き寄せられる。

胸元でなかったのは幸いというところだろう。 さすがに胸を凝視していたら二人とも気まずさに耐えられなくなっていたところだ。

首元を見つめられた緑の方は、脳裏に先程浮かんだ画像がまた蘇ってきたのか、慌てたように胸元から手を離して今度は首輪とカウベルを隠す。

「そ、その…… 似合って、るよ。 かわいい……」

「か、かわいいっ!?」

──え!? かわいい!?

緑の白く美しい肌が先程までよりもさらに真っ赤に染まる。

──可愛い、なんて言われたの、何年ぶりだろう……

緑の親友の涼子は、容姿だけではなく、その素直な性格も、ちょっと天然な言動も、同性の緑から見ても可愛い。

男子達からからかわれていることも多いけれど、それもあの親しみやすい可愛らしさのせいだと思うし、その後涼子が怒って仕返ししたりしても、その後険悪になったりすることもなく、いつの間にかそれが普通に繰り返される日常風景の一コマになってしまっていたりもする。

同じ部活の後輩達からでさえ可愛いと言われているのはどうかとも思うが、それでもやっぱり緑はそんな涼子が羨ましかった。

容姿のせいもあるけれど、なんとなく大人びているという印象を持たれやすい緑は、可愛いではなく綺麗、美人、と言われることが多い。

それは当然嬉しいのだが、やっぱり年相応に、可愛い、と言われたいとは思っているのだ。

クールを気取っている緑の自業自得な部分もあるが、しかし今さら何年もやってきたキャラを変えるわけにもいかないし。

そんな緑だからこそ、この富井の一言が、思った以上の効果を上げたと言えるだろう。

──え!? そうなの!? かわいいの!? 似合ってるの!? うわ、なんだか恥ずかしくなってきた……

「あ、ありが、とう……」

緑はゆっくりと首輪を抑えながら後ろを向くと、顔をうつむけながらつぶやく。

「うん…… え、っと、その…… す、鈴! 鳴らして、くれない、か、な……」

「……」

緑は富井に背中を向けたまま、指先で鈴をはじく。

──チリンッ……

小さな音が、静かな部屋に鳴り響いた。

「あ、そうじゃなくて……」

「え?」

緑は振り返り、富井の顔を見上げる。

──チリンッ……

首の動きに合わせて、鈴が綺麗な音を響かせた。

指ではじくのではなく、自身の動きに合わせて勝手に鳴った鈴の音に、なぜだか緑はゾクッとした何かが背筋を這い上がっていくのを感じる。

『元々は動物の首に付けて、どこにいるか把握するためのもの』

自分で言ったそのフレーズを思い出して、緑はまた、ゆっくりと俯いた。

9へつづく
ケータイ版9へ

※富井が頑張ってくれました。
※結構時間を掛けて書いてみました。雰囲気伝わるといいなぁ。

コメント
秘密のコメント

ブログ管理人への秘密コメントです

>秘密さん

コメントありがとうございます
首輪いいですよねー
(メール返信しましたけど届きましたか?)

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