無料
エロ
動画

 オブジェなドール

石膏包帯拘束・マミーイング緊縛・オブジェ化・人形化・家畜化・家具化などにこだわったサイト(20歳未満の方は閲覧をご遠慮下さい)

小説・わたしの彼氏になりなさい5

小説・わたしの彼氏になりなさい5

女性の長い黒髪は、ツインテールにまとめられてはいたものの、ほつれた髪が何本かお皿に入ってしまっているし、牛乳の上に浮いた焦げ茶色の小さなしなびたペットフードがとても哀れな感じだ。

だが、緑の目はその写真に釘付けになる。

なぜなら、その写真の女性が浮かべている表情。 どこか脅えたような、しかし自身に酔っているかのような、そんな複雑な表情が、緑の心を突き刺してきたからだ。

思わず緑は、「富井君、こういうのに興味があるの?」と呟いていたのだった。

1へ戻る
ケータイ版1へ戻る

* * *

さて、腰が抜けて床に仰向けに寝転がり、顔を青くしてガクガク震えながら足をヘナヘナと交差させ、糸の切れた操り人形のような状態になってしまった富井である。

もう、彼にとっては今起こっていることが夢か現か幻か、というほどワケが分からない状態である。

美貌の少女の襲撃に驚かされて腰を抜かし、なぜかわからないが一方的に責められたあげく、秘蔵の写真を見られている。

しかもかなりアブノーマルなヤツをだ。

確かにこういった感じの写真を見ていただけあって、富井もこの類の、いわゆるペットプレイの写真やマンガは好きだったりする。

というか、エロいことはなんでも大好きだが、特にこういうペットガールみたいなのは、その中でも別格と言えるほど好きだった。

女子がワン、とか、ニャン、とか言いながら、四本足で足下から可愛らしく見上げてきたら、どんなに素敵なことだろうとか夢想したりもしている。

牛乳を舐めさせたり、イヌ用の餌皿にペットフードを入れて食べさせたり。

あの写真みたいにハダカではなくとも、白いレオタードなんかを着てもらって、そのお尻のところにくっついた尻尾をふわふわ揺らしてもらったり。

ご飯を食べたご褒美に、頭に付けているケモノ耳を撫でてあげて、嬉しそうな笑顔をしてくれたところを愛でてみたり。

抱きついてきたその子に顔をペロペロ舐められたり。 とかとか。

そういうのが、なんだかとても素晴らしいものに思えているのだった。

そんな富井だから、「手紙をくれた女子が来て、告白してくれてる最中にエロ妄想が涌いてきたりして、そのせいで彼女の前で勃起しちゃったらフラれる! 絶対フラれる!」という彼らしい理由で、手紙の主が来る前に一発抜いてしまおうと、この画像を開いていたワケなのである。

しかし、残念ながら彼はまだその目的を果たしていなかった。

いつ手紙の主の女子が来るかわからなかったために早めに帰宅し、部屋を隅々まで掃除機とコロコロでキレイにしたり、出来るだけ見栄えのいいシャツとジーンズに着替えをしたり、なんとなくキリッとした表情で髪型をいじってみたり、そのあとなにかを思いついたような表情でトランクスを履き替えてみたり、そのときうっかりジッパーでナニをわずかに挟んでみたり、泣きながらなんとか外してズボンに収めてみたり。

そしてそのあと、ここまでの作業にずいぶん時間が掛かったことに気付いたため、慌てたように写真を開き、椅子に座ろうとしたところに緑の襲撃を受けたのである。

富井にとって、完全に想定外の出来事だったといえるだろう。 まさか有無を言わさず部屋の中に侵入してくるとは。

──これからは戸締まりの習慣を付けよう……

富井は大切な教訓を得たのだった。

* * *

緑の視線は富井のパソコンのモニター画面に釘付けになっていた。

秘すべき性癖を見られて思い切りヘコみまくっている富井とは対照的である。

もう、初めて見たペットガールな写真に思い切りのめり込んでいた。

──いけない! 富井君がいたのよね。 冷静に冷静に。 あんまりのめり込んでたらマズいわね。 えっと、なにか話題を……

「……こういうのってボンデージ衣装っていうのよね? 富井君も持っているにょ?」

噛んだ。 しかも猫っぽく噛んだ。

「にょ?」

萌えた。 クールな感じの緑の声が紡ぎ出したその語尾に富井はものすごい勢いで萌えて、思わず聞き返す。

「……富井君も持っているの?」

内心は焦りながら、しかし冷徹にも聞こえる涼やかな声音で何事もなかったように緑は再び同じ問いを発する。

「え、ええと、こういうのはその人に似合ったものを着た方がキレイに見えるから、今は持ってないよ? な、なんで?」

「にょ」の件は触れない方がいいととっさに判断した富井は、最も無難な答えを導き出し、そう答えた。

しかし、見栄を張りすぎである。 これではまるで以前には所持していたことがあるような言い種だ。

だがこの言い訳、特に「その人に似合ったものの方がいい」の部分がこの場では効果を発揮した。

概して女性は個性を重要視するものであり、自分に似合ったものを選ぶ、というのは極々当たり前のこととして受け止めるものなのだ。

「そう、そういうものなのね」

富井、セーフである。

「……というか、青山さんもこういう写真に興味がある、の?」

平然とした口調を装いながら、しかし富井の心臓は爆発しそうなほどドックンドックンと大きく脈打っている。

モニターを凝視してこちらを一瞥することもない緑に対し、わずか一動作で立ち上がった富井は、無造作に伸び気味の髪の毛をファサっとかき上げようとして、誤って鼻の穴に思い切り指を突っ込んだりしてしまうほど動揺していた。

慌てて指を抜き、付着物がないか確認しながら富井は緑の答えを待つ。

「……こういう写真を見たのは初めてだけど、ちょっとドキドキしたわ」

ちょっとどころではない。 緑の心臓も早鐘を打ち、その顔は耳まで真っ赤になっている。

「ねぇ、富井君? あなたはこういうお道具…… 持っているの?」

不自然なほどに堅い口調で、緑は富井に尋ねる。 視線はモニターから外していない。

「え、と…… どんな道具かな?」

裏返りそうになる声をなんとか抑えながら、富井が逆に問いかけた。

「そ、そうね……」

「ごめん、パソコン貸してもらえるかな?」

富井の言葉を受けて、緑はゆっくりと立ち上がり、モニターを見つめたまま横に退く。

富井は緑が退いたのとは反対側から椅子に座ると、マウスを慣れた感じで握った。

そしてお気に入りの中からショップと書かれたフォルダーを開き、展開されたサイト名の中から一つを素早くクリックする。

わずかに待つと、白と淡いピンクの配色のショップサイトが現れた。

富井は、一瞬たりとも躊躇することなどなく「Enter」という文字が書かれたボタンをクリック。 

そして、続けて現れた画面から、「SM用品」と書かれたボタンを素早くクリックした。

やがて画面にたくさんの道具やボンデージ衣装が表示されていく。

手慣れた様子で一連の動作を終えた彼は、なんだかとても生き生きとしていた。

6へつづく
ケータイ版6へ

※富井のターン!

コメント

ツッコミの声が、ちびまるこちゃんでお馴染みのキートン山田に脳内変換されましたw
もはや地の文までCV:キートン山田に…。

「地形効果:SMショップ」で強化した富井の反撃←どんな地形効果だ(笑)

>人形遣いさん
「〜のである」ツッコミは確かにあの感じに聞こえてきますねw

「後半へ、続く」とか入れてみようかナw

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

close