人形小説・ビニールドール3
人形小説・ビニールドール3
涼子は時間にうるさいヤツだから、間違いなくこの扉の中で待ち構えているんだろう。
ああ、イライラしながらいきなり怒鳴りつけてくる涼子の姿が目に浮かぶ。
願わくば、それほどご機嫌が悪くなっていませんように。
そしてドアノブをひねると同時にさも急いで走ってきたかのように大きく息をはずませる俺の前にあったのは……
部室の真ん中に置かれた大きめのテーブルの上に横たわる、素っ裸のアニメ顔のゴム人形だった。
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* * *
「な、なんだこれ!?」
あまりのことに驚き、思わず叫んでしまったオレのことを責められるヤツはいないだろう。
だってさ、いきなり目の前に肌色の女子が寝てるんだぜ?
っていや、違うな。
よく見れば、これはゴムみたいなビニールみたいなので出来た、あれだ。
……ダッチワイフ?
初めて見たせいで混乱したけど、これはどう見てもダッチワイフっていうヤツだ。
オレはゆっくりテーブルに近寄って、その上に置かれたそいつをじっくり見てみる。
……なんていうか、これはひどい。
いくら混乱してたとはいえこれを女子と見間違うとか有り得ないだろう。
もう、いかにも全てが安っぽい。
あれだ、海で使う魚のカタチした浮き袋みたいなやつ。
あれが肌色で人のカタチしてる、みたいな。
顔はなんかのアニメっぽいけど、これもただ印刷してあるだけ。
なんか目がでかくてキラキラしてる。 鼻はチョコンとちっちゃい感じで、リアル感を出すためか微妙に盛り上がってる。
まぁ、あとは、ここにナニを突っ込む様になってるんだかポッカリ口のとこが空いてたり?
うむ、やたらエロいな、この口。 ヌメっとしてて……
「ってヤベえだろ、ナニ人形に欲情してるんだオレは」
あー、ダッチワイフなんざ、この際どうでもいいんだ。
そんなことよりも、誰だ部室にこんな物を置いていったヤツは!
「ってあのバカしかいねえだろ。 富井のヤツめ! こんなの見つかったら涼子にシバき倒される…… ってちょっと待て、涼子はどうした!?」
アイツのことだからどう考えてもオレより先に、時間通りにこの部室に来たはずだ。
んで、このダッチワイフを見つけて……
「これ見つけてたら涼子のことだから怒って待ち構えてオレをぶん殴りそうなもんだけどな。 って富井のヤツ、それを狙ってこんなの放置してったんじゃないだろうな」
……あとで殴る。 ボコる。 シバき倒す!
「まぁ、富井のことはこの際後回しだ。 涼子だ、アイツはどこ行ったんだ? この部室で待ち構えてたんじゃないとすると、外か? まさか呆れて明日からシカトとかされるんじゃないだろうな……」
それはイヤすぎる。 ああ、とりあえず涼子探しに行くか……
「ってこんなの出しっ放しにして部室離れられないだろ。 あ〜、これって小さくなるんかね?」
オレはとりあえずダッチワイフに近付くと、空気穴とかがあればいいなと思いながらその身体の横辺りを撫で回してみる。
「……結構弾力あるな。 生暖かいし、リアルなもんなんだねぇ」
こう、なんか触ってるといい感じの弾力でオレの手を跳ね返してくる。
ってことは、身体じゃなくて、ここは…… ここもリアルな触り心地なんかね……
ムニュ、とした手触りと弾力が、なんというかオレの右手にジャストフィット。
思わず「……ナイスオッパイ」と呟いたオレは端から見たらどう見ても変質者だろう。
まぁ、誰もいないし……
ムニュ、モニュ……
やんわり指を押し込んでみたり、やんわりと揉んでみたり。
うん、これは気持ちいいな。
富井のバカがこんなの持ってる気持ちもわかる気がしてきた。
っと、この手触りは……
すげえ、このやわらかおっぱい、印刷だけじゃなくてちゃんと内部の頂点に固くて丸いのが付いてるぞ。
軽く親指と人差し指の腹でつまんでみて、コリコリと前後にすり合わせてみたけど芯が入ってるのかほどほどに固くていい触り心地だ。
ギュッと力を入れてみても、離すとすぐに元の形に戻るし、もしかしたら外見はチープだけど中身は結構金がかかってるのかもしれん。
エロ男の富井のことだ。 そう言うことには金を惜しまなかったりするしな。
「んっ……」
……っ!? なんか今声みたいなのが聞こえた気がするぞ!?
オレは慌てて顔を上げて周りを観察する。
扉は閉まってるし、特に外を歩いてる人間がいる気配もない。
……気のせいか? イヤ、もしかして無意識にオレが荒い息でも吐いたのかもしれん。
いかんいかん。 あんまり大きい声出して、誰かが部室に入ってきたら、オレの人生が終わるわ。
オレは軽く深呼吸をして息を整えると、今度はダッチワイフの股間に視線を移す。
「このダッチワイフだったら、もしかしたら見かけはこうでもアソコの中は超リアルとかだったりして……」
そんなことを呟きながら、ダッチワイフの股間の近くに移動して、そこに顔を近付けてみる。
なんか切れ込みがあるからそこにチンコを突っ込めばいいんだろうか。
外見は相変わらずチープだけどあの富井のダッチワイフだ。 もしかしたらこの切れ込みの中もすごいことになってるのかもしれん!
オレはビニール人形の大きく開いた股間に空いた、一筋の切れ込みに両手を伸ばし、そこに二本の人差し指を引っかけて、左右に割り開いていく。
4へつづく
ケータイ版4へ
※これは楽しいw
※今話は、全編田中視点です。 この状況の涼子ちゃん視点も楽しそうですが、とりあえず最後まで書く方を優先しようと思います。
※コメントありがとうございます。 やっぱり読んで下さる方がいると思うと筆もノってきますネ♪
涼子は時間にうるさいヤツだから、間違いなくこの扉の中で待ち構えているんだろう。
ああ、イライラしながらいきなり怒鳴りつけてくる涼子の姿が目に浮かぶ。
願わくば、それほどご機嫌が悪くなっていませんように。
そしてドアノブをひねると同時にさも急いで走ってきたかのように大きく息をはずませる俺の前にあったのは……
部室の真ん中に置かれた大きめのテーブルの上に横たわる、素っ裸のアニメ顔のゴム人形だった。
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「な、なんだこれ!?」
あまりのことに驚き、思わず叫んでしまったオレのことを責められるヤツはいないだろう。
だってさ、いきなり目の前に肌色の女子が寝てるんだぜ?
っていや、違うな。
よく見れば、これはゴムみたいなビニールみたいなので出来た、あれだ。
……ダッチワイフ?
初めて見たせいで混乱したけど、これはどう見てもダッチワイフっていうヤツだ。
オレはゆっくりテーブルに近寄って、その上に置かれたそいつをじっくり見てみる。
……なんていうか、これはひどい。
いくら混乱してたとはいえこれを女子と見間違うとか有り得ないだろう。
もう、いかにも全てが安っぽい。
あれだ、海で使う魚のカタチした浮き袋みたいなやつ。
あれが肌色で人のカタチしてる、みたいな。
顔はなんかのアニメっぽいけど、これもただ印刷してあるだけ。
なんか目がでかくてキラキラしてる。 鼻はチョコンとちっちゃい感じで、リアル感を出すためか微妙に盛り上がってる。
まぁ、あとは、ここにナニを突っ込む様になってるんだかポッカリ口のとこが空いてたり?
うむ、やたらエロいな、この口。 ヌメっとしてて……
「ってヤベえだろ、ナニ人形に欲情してるんだオレは」
あー、ダッチワイフなんざ、この際どうでもいいんだ。
そんなことよりも、誰だ部室にこんな物を置いていったヤツは!
「ってあのバカしかいねえだろ。 富井のヤツめ! こんなの見つかったら涼子にシバき倒される…… ってちょっと待て、涼子はどうした!?」
アイツのことだからどう考えてもオレより先に、時間通りにこの部室に来たはずだ。
んで、このダッチワイフを見つけて……
「これ見つけてたら涼子のことだから怒って待ち構えてオレをぶん殴りそうなもんだけどな。 って富井のヤツ、それを狙ってこんなの放置してったんじゃないだろうな」
……あとで殴る。 ボコる。 シバき倒す!
「まぁ、富井のことはこの際後回しだ。 涼子だ、アイツはどこ行ったんだ? この部室で待ち構えてたんじゃないとすると、外か? まさか呆れて明日からシカトとかされるんじゃないだろうな……」
それはイヤすぎる。 ああ、とりあえず涼子探しに行くか……
「ってこんなの出しっ放しにして部室離れられないだろ。 あ〜、これって小さくなるんかね?」
オレはとりあえずダッチワイフに近付くと、空気穴とかがあればいいなと思いながらその身体の横辺りを撫で回してみる。
「……結構弾力あるな。 生暖かいし、リアルなもんなんだねぇ」
こう、なんか触ってるといい感じの弾力でオレの手を跳ね返してくる。
ってことは、身体じゃなくて、ここは…… ここもリアルな触り心地なんかね……
ムニュ、とした手触りと弾力が、なんというかオレの右手にジャストフィット。
思わず「……ナイスオッパイ」と呟いたオレは端から見たらどう見ても変質者だろう。
まぁ、誰もいないし……
ムニュ、モニュ……
やんわり指を押し込んでみたり、やんわりと揉んでみたり。
うん、これは気持ちいいな。
富井のバカがこんなの持ってる気持ちもわかる気がしてきた。
っと、この手触りは……
すげえ、このやわらかおっぱい、印刷だけじゃなくてちゃんと内部の頂点に固くて丸いのが付いてるぞ。
軽く親指と人差し指の腹でつまんでみて、コリコリと前後にすり合わせてみたけど芯が入ってるのかほどほどに固くていい触り心地だ。
ギュッと力を入れてみても、離すとすぐに元の形に戻るし、もしかしたら外見はチープだけど中身は結構金がかかってるのかもしれん。
エロ男の富井のことだ。 そう言うことには金を惜しまなかったりするしな。
「んっ……」
……っ!? なんか今声みたいなのが聞こえた気がするぞ!?
オレは慌てて顔を上げて周りを観察する。
扉は閉まってるし、特に外を歩いてる人間がいる気配もない。
……気のせいか? イヤ、もしかして無意識にオレが荒い息でも吐いたのかもしれん。
いかんいかん。 あんまり大きい声出して、誰かが部室に入ってきたら、オレの人生が終わるわ。
オレは軽く深呼吸をして息を整えると、今度はダッチワイフの股間に視線を移す。
「このダッチワイフだったら、もしかしたら見かけはこうでもアソコの中は超リアルとかだったりして……」
そんなことを呟きながら、ダッチワイフの股間の近くに移動して、そこに顔を近付けてみる。
なんか切れ込みがあるからそこにチンコを突っ込めばいいんだろうか。
外見は相変わらずチープだけどあの富井のダッチワイフだ。 もしかしたらこの切れ込みの中もすごいことになってるのかもしれん!
オレはビニール人形の大きく開いた股間に空いた、一筋の切れ込みに両手を伸ばし、そこに二本の人差し指を引っかけて、左右に割り開いていく。
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※これは楽しいw
※今話は、全編田中視点です。 この状況の涼子ちゃん視点も楽しそうですが、とりあえず最後まで書く方を優先しようと思います。
※コメントありがとうございます。 やっぱり読んで下さる方がいると思うと筆もノってきますネ♪