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小説・沢口探偵事務所2

小説・沢口探偵事務所2

この近辺でそんな名前の公園は一個しかなかったみたいで、調べ始めて5分くらいで見つかった。
……電車に乗って五駅だからちょっと時間かかりそうだな。
ま、いいや。 ちょっと駅前のパチンコ屋で新三郎を探して、いなかったら行っちゃおう!
そんなことを考えながら、事務所の奥の部屋にあるわたし用の洋服ダンスの中から、動きやすくて暖かいニットとデニムに着替える。
新三郎宛に電話の内容を書いたメモを机の上に残して、事務所を出た。
……うわ、寒っっ!
コートを忘れたことに気づいて事務所に一回戻ったのは探偵助手としてどうなんだろう、わたし。

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* * *

わたしが公園に着いたのは、もう午後7時半を回ったころだった。
なんだか思っていたよりちょっと辺鄙な場所。
近くの分譲マンションに付属した公園っぽいけど、あんまり住んでる人がいないのかひどく寂れている。
誰ももういないし、外灯も薄暗いし…… 少し怖い感じがする。
アハハ、やっぱり帰ろうかナ。 新三郎ももう帰ってきてるかも知れないし……
あ、そうだ。 一応ケータイから事務所に電話してみよう!

……って、それより先にどこかに隠れないとまずいよね。
わたしもバカじゃない。 あれだけ怪しさプンプンの電話だったんだから、この場所に身を晒し続けてるなんて危ないかもしれないんだから。
それにこんな場所だともしかしたら変質者に襲われるかもしれないし……

わたしは近くの木が茂ったところに隠れると、ケータイを取りだして……
不意に背後から肩を叩かれた。
わたしが驚いて悲鳴を上げようとすると、その手は慌てたようにわたしの口を覆って黙らせようとする。
わたしは怖くなってその薄い革手袋に覆われた手に噛み付いて、少し距離を取ってからその人物に向かって振り向いた。

……そのヒョロッとしたスーツを着込んだ優男は、手を押さえて涙目になりながらも、わたしが振り向くちょっとの間にまたすぐ傍に近寄って来て、ボソボソした声で問いかけてきた。

「……おい、こんなとこで何やってる? 新三郎はどうした?」

低くて冷たい感じのする声…… なんだか聞き覚えがある。
思わず男をじーっと見ると…… あれ? この人見覚えがあるよ。

「えっと…… 電話をくれた乗ってもしかしてアナタですか? え〜っと。 か、か…… カーターさんでしたっけ?」
「カワタニだ! 新三郎が独立する前に何度も会ってただろうが…… ってちょっと待て。 もしかしてお前か、さっきの俺の電話を受けたのは」
「……え〜っと、は、はい」
「おいおい、何やってんだアイツは」

は〜っと深くため息をつくカワタニさん。
前も思ったけど、やっぱりこの人もじゃもじゃヒゲに鋭い瞳と微妙にオーバーなアクションのせいでなんだかバタくさい感じがする…… やっぱカーターさんでいいや。

「はぁ…… あのバカ、押しかけ女房一人残して遊びに行くとか何考えてんだよ……」
「押しかけ女房とか言わないで下さい! ってゆーか、カーターさんこそこんなとこで新三郎となにする予定だったんですか?」
「カーター言うな。 ってちょっと待て、話はあとだ」

目の前のカーターさんは、視線をわたしから外して公園の奥を見ている。
わたしも釣られてそっちを向くと、そこには…… なんだか普通のサラリーマンっぽい男が犬の散歩中みたいなおじさんに、パンパンに膨れたスポーツバッグを渡しているところだった。
誰もいない公園で、じゃなかったらアヤシイ光景じゃないけど、なんだか異質な雰囲気がある。
これって、もしかして……?
わたしは怖いと思うより先にワクワクしてきちゃって、カーターさんに話しかけようとする。
でも、その直前に口に手を当てられて、「ムギュ」なんていう奇声が口から漏れただけだった。
ようするに、今は声を出すな、ってことね。 オケ!

それにしても、こういう取引って普通は港とかにスーツ姿の男が黒塗りの車で乗り付けてするもんだと思ってたなぁ、って刑事番組の見過ぎかも。
そんなことを考えながら見ていると、男達は、一人ずつ時間を空けて公園から出ていった。
怪しいことをしてた素振りもなくて、気軽な足取りで堂々と歩いていたから、見かけても変な取引をしたあとなんて誰にもわからないんじゃないだろうか。

男達が二人とも公園から出たところで、カーターさんが動き出した。
「君はもういいから帰って今の話を新三郎に伝えてくれ。 場所はGPSでわかるはずだ……」
小声でカーターさんがボソリと呟いて、素早く茂みから出る。
わたしは呆然とそれを見送り……

ってそれじゃダメじゃん!
とりあえず事務所に電話を入れてみる。
新三郎、出て出て!

あ〜ん、もうっ!
わたしは携帯電話をコートのポケットに乱暴にしまうと、カーターさんの追っていった方とは反対の、サラリーマンの方を追い始める。
なにがなんだかはよくわかんないけど、状況から見て取引っぽいことが行われたのは確かだ。
わたしは茂みから出て、まだのんびりと歩いている男を見つけると20メートルくらい後ろから携帯でメールを打ってるフリをしながら尾行し始めた。

* * *

男が駐車場に入り、幌のかかったトラックの運転席に乗り込んだ。
チャーンスっ!
見つからないように慎重にトラックに近づいて、荷台の幌を開けて飛び込む。
運転席から荷台の中は見えないようになっているらしく、中は真っ暗だ。
わたしは唯一の光源である携帯の液晶で周りを照らしてみる。 ……段ボール箱がいっぱい。
あ、これがさっきの取引でゲットしたものなのかも!
そう気付くと、わたしは思わず近くの箱を開けてみた。
やっぱり何が入ってるか気になるもんね。

……ってこれ何、何これ!
ば、バラバラ死体っ!?
思わずわたしは狭い中で飛び上がって後ろにバックする。
ちょ、ちょっと待ってよ。 いくらなんでもこれはないでしょ!
どうしよう、どうしよう。
……ダメダメ、慌ててちゃダメだ。
これでも新三郎の助手なんだから。
こんなので慌ててちゃダメ。
……確認、してみよう。

わたしはおっかなびっくりさっきの箱に近づき、中身をもう一度確かめる。
そして、その肌色の物体に手を触れてみた。

……固い。
冷たくて固いこれは一体……

パッと周囲が明るくなる。 思わず上を見ると電球がぶら下がってる!
わたしが何も出来ずに呆然としていると、突然幌が開いた。


3へつづく
ケータイ版3へ

※エロ無しゴメン!
※肌色の物体の正体は…… って見当つきますよね(笑)
※それでは皆さん、良いお年を(^^)/

コメント
!

キター!

>titaniumさん

久々に書いてみました〜
ってゆーか、今年はほとんど何にも書けずにすみませんでした〜(^^ゞ

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