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家具化小説・チェア7

家具化小説・チェア7

何も出来ないということは、裏を返せば何もしなくても構わないということになる。

オレは時間が経てば経つほど、どうしようもなく退屈になってきた。
確かに最初の数時間はドキドキもしたし不安になったりもしたが、ある程度の時間が過ぎてこの状態に慣れてくると、なんだか逆にこの何もしなくていい状態が心地よくなってきているような気がする。

暑いことは暑いんだが耐えられないほどではないし、逆に頭がぼうっとして、いい感じに眠くなってくるくらいだ。
だいたい不快指数的にはよほど真夏の東京の方が耐え難いわけだしな。

身動き出来ず、つまり何もやることがない退屈な時間をそんな中で過ごしていたオレは、いつの間にか眠りの奥へ引きずり込まれていた。

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* * *

柔らかな布地に包まれて、オレは重い瞼を開く。
何故か身体の節々に筋肉痛のような痛みを感じながら、そのまま大きく両手を伸ばした。
その手が無意識に瞼を擦ると、パラパラと目やにが剥がれ落ちる。
オレは指先を軽く擦り合わせなが大きくあくびをして、再び大きく伸びをした。
と、その手が何か柔らかい物に触れる。
「ん?」
呟きながらオレがそちらを見ると、昨日最初に出会ったリアルドールがオレを微笑みながら見つめていた。

……んあ!?
ここに来てようやく頭が回転し始める。
なんだこの状況は…… 何がどうなって……
オレが混乱しているのを見て取ったように、メイド服姿のリアルドールがオレの上半身に手を添えて、ゆっくりと起こしてくれた。
オレがリアルドールに導かれてベッドから降り、「ありがとう」と言葉を投げかけると、彼女は一礼してから壁の扉から外に出ていく。
……ふぅ。
オレは一人取り残された部屋で軽く周りを見回してから、彼女の後を追った。
……質素だがセンスのいい調度品が置いてある部屋だったから、もう少しのんびりしていたかった気もしたが。

* * *

一体何がどうなっているのかはサッパリだが、こんな部屋はあの店にあるわけもないから、明らかにオレはどこかに運ばれてしまっていたようだ。
そんなことを考えながら廊下に出ると、これまた昨日の店とはぜんぜん雰囲気が違う。
もちろん廊下の長さも広さもぜんぜん違うが、それを差し引いたとしても見間違えることはないだろう。
あの店の通路は薄暗く、怪しい雰囲気だったが、今オレがいる場所にはそんな空気は微塵も感じられない。
大きな窓からは明るい陽射しが入ってきて、壁際に置かれた品のいい調度品を照らしだしているし、掃除の行き届いたフローリングの廊下は、見ているだけで心地好くなってくるほどだ。
オレは何だか落ち着いた気分のまま、廊下の曲がり角でオレを待っているリアルドールの元へゆっくりと歩いていく。

* * *

リアルドールに続いて部屋に入ると、そこにもやはり落ち着いた趣味のよい調度品が並んでいる。
その一つ、マホガニー製の黒光りするテーブルセットのイスには、あの男が腰掛けてオレを笑顔で迎えてくれた。
オレはわけがわからないまま軽く会釈して、誘われるままイスに腰掛ける。
メイド服のリアルドールにイスを引いてもらうのは、やはり心地が良く贅沢な体験だと思いながら、オレが彼に一体何がどうなっているのか質問してみると、彼は人懐こい笑顔で話し始めた。

「いやいや、昨日はいきなり襲ってしまって悪かったね。 あはは、やっぱりドールを所持する以上はその立場になってみることも必要だと思うからね」

……なんだか悪びれもせずに爽やかな笑顔で言われると、どうにも文句も言いづらい。 まぁ、オレも貴重な経験をさせてもらったって言えばそうだしな。

「ああ、失敬失敬、そういえば、君にはまだ仕事の内容を話していなかったね。 この頃記憶力が落ちてきている気がするよ……」

……いや、絶対わざとだろう、と突っ込むのはやめて、オレは苦笑するだけにしておく。 大体記憶力が弱い人間がこんな屋敷を維持出来るわけがないだろう?

「君に頼みたい仕事というのはね、あの店の店員と、私の秘書だよ。 あとはそうだね、この家での私の話し相手も頼めると嬉しいかな。 もちろん給料もはずむし、君が気に入ったドールも一体プレゼントするよ。 悪い話ではないと思うんだけどね……」
「というか、いい話すぎて気味が悪いくらいですよ……」

念願の『生きたドール』がタダで手に入った上に、恐らく今のオレの給料よりも高額な報酬までもらえるときた。
これで裏がないかと疑わないヤツの方がおかしい。

「あはは、確かに少しばかり胡散臭い話だと思うかもしれないね。 ……まあ、君がこの話を蹴るならそれはそれで仕方がない、車を用意するよ」
「ちょ、ちょっと待ってください。 そうしたらドールは頂けないんでしょう?」
「……申し訳ないがそう言うことになるかな」
「ん…… では、少しだけ猶予を頂けないですか? 今の仕事もありますし、こちらに来るなら住む場所も探さないと……」

あれだけのものを見せつけられていたオレには、『この話はなかったことにしたい』と言う言葉はかなり強力な巻き餌みたいなものだ。
ほとんど無条件で飛びつきたい衝動に駆られるが、『少し頭を冷やすべきだ』とオレの中の冷静な部分が引き留めてくれた。

「ふむ…… そうだね。 確かに私も急ぎすぎたかもしれない。 それじゃ一週間後までにここに電話をもらえるかい?」

オレの反応に少し意外そうな表情を見せたが、すぐに笑顔に戻った彼は一枚の名刺を差し出してくる。
オレはそれを丁重に受け取ると、その後一時間ほど人形談義に花を咲かせた。

* * *

メイド姿のリアルドールに導かれるまま部屋を出た。
そのまま玄関に向かうのかと思ったが、なぜか階段を登り、近くの扉の前で止まった。
「……?」
何だかわからないが、オレにこの部屋に入れと言うことのようだ。
オレが促されるまま部屋に入ると、背後の扉がゆっくりと閉じられた。
「おい、ちょっと待ってくれ!」
オレは慌てて扉を振り返り、叫ぶ。

……トスン。
突然背中に何かが軽くぶつかってきて、そのまま抱きついてきた。
「!?」
オレは今度は背中側を慌ただしく振り向く。

ニコっ♪
振り返ったオレの顔を見上げながら、『奈美』が優しく微笑んでいた。

8へつづく
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※今回はエロ無し、みんなごめんネ(^^;
※次は黒いの書こうかな。 少女シリーズとかネ。
※わたしなら奈美よりスピーカーちゃんの方を選びたい(笑)

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