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小説・盗まれた盗賊2

小説・盗まれた盗賊2

……っ! ……っ!?
誰! と叫んだつもりだったのに、口から声が漏れでる瞬間に、一切の音が霧消する。
≪無音の指輪≫っ?
そう、このマジックアイテムは、わたしの周り1メートル以内の音を、「わたしの発する音も含めて」消し去るのだ。

身動きの取れない生き人形が、パクパクと口だけを動かしている光景を見るのは、とても滑稽だったに違いない。
甲高い男の声が、満足そうに、嘲るように、わたしを嬲る。
「お前おもしろいなぁ〜。 お前の持ってるものは全部もらおうかと思ってたけど、その指輪だけは残しておいてやるよ」
カツカツカツ、と足音を響かせながら、声の主が現れた。
彼の周囲だけがボウッと明るいのは、何かのマジックアイテムを使っているのだろう。

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わたしに近付いてきた男は、年のころは30代くらいだろうか?
肥満した腹、厚ぼったい唇、細長い目。 近寄ると、異臭ともよべるほどの体臭がする。
思わず顔を背けそうになったが、動かない首ではそれも叶わなかった。
わたしに出来ることは、ただ男の顔を見ないように瞳を閉じることだけだ。

男はそんなわたしのことなどかまわずに、わたしの身にまとうものを全てひきちぎり、それを物色し始める。
わたしは男を蹴りとばそうと身体に力を入れるが、ピクリとも動かなかった。
男のなすがままにされるよりどうしようもないのだろうか……

そこでわたしは初めて気付いた。
彼はこうやって、幾重にも巻いた情報という名の巻き餌で、わたしのような侵入者を釣り上げて、金品を収集しているのだ。
そして収集した品の中から強力なマジックアイテムを集めて、護身用にでも使っているのだろう。

わたしに抵抗する術がない以上、この後の運命は想像できた。
こんな単純な罠で命を落とすことになるなんて、馬鹿馬鹿しくて涙も出ない。

「ん? 僕にはそんな気はないよ?」
わたしの服から数個のマジックアイテムを取り出した男が、まるでわたしの考えを読んだかのように言った。
「うん、そうだよ。 この指輪でお前の考えは読めるんだ」
ニタニタと笑いながら、首に掛けた紐にぶら下がる幾つもの指輪の一つを見せ付ける。
肥満しすぎて指輪がはめられないらしい。

そう考えたとき、わたしの胸に劇痛が走った。
「考えが読めるって言っただろ! そのまま心臓を握り潰すぞ!」
心臓を直接握られている恐怖なんて、わたし以外誰にもわからないだろう。
わたしは必死に音のない声で、ごめんなさい、助けて、ごめんなさい、と繰り返し、男の慈悲を乞う。

「そんなに必死にならなくてもいいよ、最初からそんな気なんて無いからね」
ただし、と男は付けくわえた。
「ずっと痛みだけを与え続けることは出来るから、気を付けようね」
男がほほ笑みながら、優しげにわたしの頭を撫でた。

3へつづく
ケータイ版3へ

※また終わりませんでした……(´Д⊂

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