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小説・新しい身体1

小説・新しい身体1

この研究所に長年の投資をしてきた甲斐があった。
ついに私はこの老いさらばえた肉体を捨て、あの若く瑞々しい女体を手に入れることが出来るのだ。
この私の身体に残された時間はもうあまり長くはない。
ただ見た目が気に入ったという理由だけで攫われた彼女には哀れみを覚えるが、それはやむを得ぬ些細なことに過ぎないのだ。

私は、傍らの白衣の男にゆっくりと頷くと、これまでの人生を回顧しながら深い眠りの中に落ちていく。
これからの新しい人生を思い描きながら。

* * *

悪夢の日から何日が過ぎたんだろう。
急に意識が浮上して、無意識に指で目を擦ろうとしたけど、わたしの身体はいつものようにピクリとも動かない。
そんな些細な違和感から感じる一日の始まりには、まだまだ慣れそうにもなかった。
いつもならお母さんの作る朝ご飯を、手抜きだなんだ言いながら慌てて食べて学園に飛び出していたのに……
もうそんな日が二度と戻ってこないことを知らされているわたしだけど、それでもあの何気ない幸せな時間に戻りたいと涙を……
流せなかった。

お母さんは心配しているだろうか、お父さんはどうしてるんだろう……

答えはわかってる。 心配なんてされてるはずがない。
……だって、うちにはわたしがちゃんといるんだもん。
この間見せられた隠しカメラで撮られたみたいな動画で、わたしの姿をした誰かが、すっかりわたしの身代わりとして家族に溶け込んでいる姿を確認させられたばっかりだ。
誰にも心配されていないし、誰も探しになんて来てくれない。
それに、探しに来てくれたって誰にもわかりっこない。

これが今のわたしの姿だなんて……

* * *

「……先生、意識が戻ったみたいです」
若い女性の声が聞こえる。
「……先生、もう先生ったらっ! すぐに起こせって言ってたじゃないですか〜!」
なんだか少し苛立っているみたいだ。

まだぼうっとした意識の中で、そんな聞き覚えのない声を聞きながら、それでもわたしはまだ夢の中のいるみたいな感じだった。

「ホラ、もう起きなさいってば!」

どん! ……ドスン!

何かが転げ落ちるような音と、男の呻き声。
なんだろう、これ。
わたし、テレビをつけたまま眠っちゃったんだっけ?

「ん? あ〜、かすみくん? 君はもう少し上品に」
「そんなことはどうでもいいです! ホラ、先生、意識が戻ったみたいですよ、これ見て下さい!」
「んあ!? 本当かね、なぜそれを先に言わない!」
「もう何度も言ってますっ!」

なんだか面白そうな番組だなぁ、そう思ってわたしはいつもどおりにテレビに向かって体を起こし、目を開け……

られなかった。
……何で?
わたしはもう一度、身体を起こして目を開けようとするけど、確かに力を入れている感覚はあるのにぜんぜん身体が言うことを聞いてくれない。
金縛りっ!?
怖くなったわたしは思いっきり悲鳴を上げようとして……
声が出ないことに気付いた。
なに、これ?
なんなの、なに、意味がわかんないっ!

「え〜っと、彼女、相当混乱してるみたいですよ?」
「どれどれ…… ほほぉ、確かにパラメーターがブレまくってるね♪」
「なんでそこで嬉しそうな顔してるんですかっ! すぐに説明してあげないと可哀想ですよ!」
「ああ、ゴメンゴメン。 わかったからそんなに怖い顔しないでくれ、美人がダイナシダヨ」
「心がこもってません」
「美人が…… 台無しだよ……」
「きゅ、急にマジメな顔しないで下さいっ! ほ、ほら、早く説明してあげて!」
「あはは、かすみくんは本当に面白いなぁ。 まぁ、かすみくんいじりはこのくらいにして、彼女にもちゃんと説明してあげようかね。 自分がどうなったか、これからどうなるのか、た〜っぷりと」
「相変わらずイヤな趣味ですね」

……これはテレビの声じゃない。
わたしのことを、わたしのことを話題にしてるんじゃないのっ!?
なんで?
そういえば、なんでわたしは寝てたの?
わたしは確かバイト帰りだったはずじゃなかった?
一体これは、何がどうなって……

* * *

「さて、意識のある状態だと初めましてだね。 僕のことは『ドクター・リチャード』と呼んでくれたまえ」
「誰ですかそれ…… っていうか、先生、かっこつけても似合いませんよ? それに彼女はもう人の名前なんて呼べないじゃないですか」
「いいじゃないか、前口上くらい言わせてくれたって。 まぁ、『先生』でいいよ。 どっちにしろもう君は喋れないからどうでもいいって言えばどうでもいいんだがね」

喋れない?
これは一時的なんじゃなくて、もうずっと喋れないっていうこと?

「それでね、君は不幸な事故に遭ったんだ。 もう君の身体はなくなってしまったんだよ。 そこで君の脳味噌を新型の生命維持装置に繋いで今の身体に移し替えたんだが……」
「まぁ、不幸な事故ではありますね……」
「残念ながら、君の新しい身体は自分から動くことも喋ることも出来ないんだ」

な……
なにそれっ!?
事故なんてわたし覚えてないよっ!?
っていうか、もう身体はないってどういうこと?
もう一生動けないってどういうことっ!?
新しい身体って言ったよね、なんなの、それっ!?

「で、なんだ。 まぁ、君にはしばらくここで慣れてもらって、それからのことは…… まぁ、『退院』の時に考えるってことでね。 ……こんな感じでいいかな?」
「はぁ…… ぜんぜんよくないと思いますよ、最悪でも明日にはちゃんと話すべきです」
「わかった、それじゃ明日の朝にでも君から話してくれたまえ」
「……わかりましたよ。 もう、面倒ごとは全部押しつけるんだから…… それじゃ強制睡眠させますよ。 また明日会いましょうね、お休みなさい」

後半の言葉はわたしへのものだったみたいだ。
なんだかやたら優しげな声を掛けられたと思った瞬間、わたしの意識は闇に落とされた。

2へつづく
ケータイ版2へ

※変化球を投げてみた(笑)
※さぁ、彼女はどうなってしまったのかナ。
※次話は来月あたりにはなんとかなるかしら(^^;
※のんびり更新していきます。

コメント

おお。これは楽しみです。
更新が待ち遠しいですね。

>NO NAMEさま
書き込みありがとうございます。
久しぶりの黒い系の話なので、いろいろやってみようと思ってます(^^)
がんばりますネ!

秘密のコメント

ブログ管理人への秘密コメントです

秘密のコメント

ブログ管理人への秘密コメントです

なんという・・・
wktkがとまらないですね

>NO NAMEさま
次話が遅くなりまくっててごめんネ〜(^^;
頑張りマス!

ご無沙汰してごめんなさい。
忙しいやら風邪をひくやら・・汗

なんか次が楽しみです^^
そうそう・・・今回の逢瀬では、脚置きにされちゃいました(〃▽〃)
まだそこまで書いてないですが・・汗

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