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小説・盗まれた盗賊1

小説・盗まれた盗賊1

わたしがその噂を聞いたのは、首都から10キロほどの小さな港町の宿屋兼業の酒場だった。
わたしは名うての盗賊として知られているから、わざわざこの町に多い娼婦のような露出度の高い格好をして変装をして、酔客の相手をしながら、お金を掛けずに情報を聞き出していた。
元手を掛けて情報を買って、やっとお宝に辿り着いたら、3流品ばかりのゴミの山で、掛けた費用も取り戻せなかったなんてことは、もう経験したくないのだ。

とある貴族の屋敷に、うなるほどのお宝があるという情報を聞き出したのは、聞き込みを初めて4時間後のことだった。
これだけの情報だったらそうとううさんくさいのだが、ぐでんぐでんに酔いつぶれた小太りの商人風の男が言うには、その貴族は親のすねかじりの引きこもりで、ほとんど姿を見せないのだが、町にはときおり高額の美術品や魔法具を売りに出てくるとのことなのだ。
おそらく家の宝物を少しずつ金に換えては遊び呆けているのだろうとのことである。

わたしは商人の言っていた、町はずれの屋敷を、玄関が見える木陰から、こっそり伺っている。
確かに広い敷地だったが、警備はほぼザルと言って良かった。
いくつかの罠や警備員の詰め所もあったのだが、わたしにかかれば簡単に抜けられるものばかりだ。
わたしが持つ魔法の品の一つ、周囲1メートルの音を消し去る≪無音の指輪≫を使うまでもなかった。
わたしは少し観察した後、人の気配がないことに安堵して、屋敷の裏手に回り込み、フック付きのロープを使って身軽に2階のテラスのようなバルコニーに忍びこむ。
ここで初めてわたしは≪無音の指輪≫を発動させた。
これで、ガラス窓を叩き割っても気付かれる心配はない。
それでもわたしは慎重に慎重にガラスを割って、人ひとり入れる程度の穴を開けると、身体に破片を引っ掛けることもなく屋敷内へ侵入することに成功した。
ここまですんなりと思い通りに行くと、何だか怖いくらいだが、実際これからが本番だ。
ここで見つかったら逃げることは難しい。

人よりも聞く夜目は、わたしの商売道具だ。
暗い通路を音もなく走りつづけ、部屋の様子を窺っては中をさぐり続けること1時間。
ようやく一つの部屋で地下への隠し扉を見付けた。
わたしの目で見ても、とても薄暗い階段を、要心を重ねながら、トラップを警戒しつつ降りていく。
人の気配は全くない。

そこでわたしはふと奇妙なことに気付いた。
屋敷に入ってから、ひとりの人間も見ていないのだ。
いや、精巧な人形が何体か置いてあって、あまりのリアルさに驚きはしたが。
それにしても、この広い屋敷だ。
金持ちのボンボンが、掃除から食事の用意から、一人でしているはずがない。
いくら深夜とは言っても、人の気配がまるでしないのはおかしな話ではないだろうか。
そんな考えに没入していたのが命取りだった。
いや、正確には、命までは取られなかったが、取りかえしの付かないミスだった。
違う、この屋敷に侵入したときになんで気付かなかったのか、それがそもそものミスだろう。
それよりも、あの酒場でこの屋敷の話を聞かなければ良かったのだろうか……

階段の入口からわずかに漏れ混んでいた灯りが、急に消えた。
……扉を閉じられたっ!?
完全な闇に落とされ、さすがの夜目も利かない。
動揺のためか身体も硬直してしまう。

……違う、そんなことで指一本動かなくなるはずがない。
その考えに至るまでの間に、どれくらいの時がかかったのだろう。
階段にひびく、かん高くも耳障りな男の声がわたしの思考を打ち破った。

「思ったよりも時間がかかったね〜。 ごくろうさん」
嘲弄するような笑い声に、わたしの全身に鳥肌が立つのがわかった……

2へつづく
ケータイ版2へ

※ごめんなさい、オチまで書けませんでしたので、また明晩までに仕上げます(´Д⊂

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