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 オブジェなドール

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家具化小説・チェア1

家具化小説・チェア1

アンティーク調と言えば聞こえはいいが、そういうものにあまり興味の無いオレには、その店はただの古ぼけた、年季の入った建物にしか見えない。
こういう店がなんでこんな商店街の片隅にあるのかはよくわからないが、隣近所に並ぶ肉屋だの八百屋だのと見比べると、やっぱり相当の違和感を感じてしまった。
ショーウインドウの類も無いからその店がいったいどんな商品を扱っているのかさえも判然としないが、ただ一つだけわかっているのは、そこがオレの呼び出された場所であるということだ。
オレは暗い木目の着いた重そうな扉を一瞥すると、ゆっくり扉のノブに手をかける。

* * *

あまり広くもない店内には、所狭しと棚が置かれていて、そこにわりと丁寧な感じで雑多な品物が収められている。
オレは棚の一つに近づいて商品を手に取ってみる。
……どうやら見た目どおりのシロモノのようだ。
商品名は低温蝋燭。 透明のビニール袋に商品と一緒に収められている、いかにもプリンターで印刷しましたと言わんばかりの白黒の紙にそう書いてあって、ご丁寧に使用例まで簡単な絵で紹介してあった。

……なるほどな。 しかしこんなありきたりなものを見せるためにヤツはオレを呼んだんだろうか。

狭い店内をぐるりと見回すが、ここにはオレ以外の誰もいないようだ。
呼び出したヤツがいないのでは、オレは途方に暮れるしかない。
まぁ、時間より早く着いたのはオレの方なのだから、仕様がないのかもしれないが。

……ん?
なんだろう、オレ以外の誰もいない、はずだが、何故か人の気配を感じる気がする。
もう一度見回してみるが、やはり誰もいない。
ここにあるのは、SMグッズの詰め込まれた棚と、レジスターと、扇情的な衣装を付けたマネキンと、簡単なショーケースくらいだ。

……!?
よく耳を澄ませてみれば、息づかいが聞こえる。
これは…… 耳を近づけてみると、どうやらジャックポットのようだ。
このマネキン…… と言うより今時のリアルドールというものだろう。 幼い感じの体型に、似合わない黒革のボンデージを着付けられたそのリアルドールのあどけない顔の辺りに耳を近づけると、本当にわずかだが呼吸のようなスー、スー、と言う音が聞こえてくる。

オレは思わず目を見開いて、大袈裟に後ずさった。
こんな店の中で呼吸をするマネキンを見つけたら、どんなヤツだって心臓が止まるほど驚くだろう。
……だが、この店に招待したのは他でもないヤツだ。 それなら…… とある程度納得もしようというものだが、それにしてもこれは本当に中に人が入っているのだろうか?

小柄でスリムなその体型には、人間が入るスペースなど微塵もないようにしか思えないのだが、間違いなくそのドールには何者かが封じ込められているのだ。
オレは魅入られたように視線を固定させ、そのドールをしばらく見つめていた。

* * *

「「うぉっ!?」」
背中に手を置かれただけで、オレは比喩でなく飛び上がって驚いた。
いつの間にか、オレの背後にはヤツが立っていた。
オレは扉の開く音にも、流れ込んできたはずの外気にも全く気付くこともなくこのリアルドールに見入っていたようだ。

オレが振り返ると、アイツもオレと同じように、オレの悲鳴に驚いて数歩飛び退さって目を丸くしていた。
こんなとんでもない人形を持っている割りには、案外と度胸がないヤツだな。
オレは苦笑をしながら彼に向かって手を伸ばすと、彼も同じような表情を浮かべながら握り返してくる。

「ふ〜、取り乱して済まなかったね、まさかあんなに驚くとは思ってなかったから、私の方が盛大に驚いてしまったよ」

なんだかキザったらしい中にユーモアがある物言いをする男だ。
だが、この男が言うと妙にはまっているから困る。
背はオレよりもあるし、顔もやたらと整っているから、なんだかこんな店の持ち主がこの男だというのはやたらと違和感がある感じだ。

「わざわざ呼び出して済まなかったね。 ドールイベントやメールで何度も何度も話していて、君なら理解してもらえると思ったのでね。 ぜひ見てもらいたくなったんだよ」

どうにも一々言い回しがキザな感じだが、笑顔が妙に人なつっこく、爽やかなせいで嫌味に感じない。

「なるほど…… 確かにこれは一見の価値ありですね。 これはやっぱり中に人が入っているんでしょう?」
「その通り、しかも結構美人の女性が入ってるんだよ。 その中身ごとこのリアルドールを引き取ったんだ。 私の一番のお気に入りさ」
「なるほど、それはすごい…… どこかでこういうのが売っているんですか?」
「君も欲しいのかい? ……やっぱり君と私は似ているね。 同じドール仲間でもこれを見せてもいいと思った人間は本当に数少ないんだよ。 残念ながらこれは売れないけどね。 他のドールを見てみるかい?」

オレは緊張と興奮を抑えながら、なるだけ冷静さを装って彼との会話に集中する。
視界の隅にいるリアルドールはできるだけ気にしないようにしていないと、彼の話なんて頭からすり抜けていってしまいそうだ。

「はい、ぜひお願いします」
興奮のせいで焼け付くように渇いたノドに、ごくりと唾を通しながらオレはゆっくり頷いた。

「それならコイツにも着いてきてもらって、君の世話をしてもらおうかな。 ちょっと待っていてくれないか」
彼はそう言いおくと、ドールに近づいて身体をまさぐり始めた。
途端にさっきまで完全に固定されていた関節が力を失い、ドールがそのままヒザから崩れ落ちる。

「お…… っと。 こらこら、また感じていたのかい? ローターのスイッチは切っておいたはずだが…… ん? スイッチが入りっぱなしだな…… また彼女のイタズラか?」
彼はそんなことをボソボソ呟いたあと、少しドールが落ち着くまで待ってから、手を貸してそれを立たせてあげていた。

「スイッチは切ったから、ちゃんと歩けるな? お前は彼の世話をしなさい。 その間に私は上の準備をしてくる」
彼はちょっと待っていてくれ、とオレに笑顔で言ったあとに、店の奥に消えていく。

残されたオレは、レジスターのところに申し訳程度に置かれたイスに腰掛けて、彼の戻ってくるのを待つことにした。

* * *

ドールはノロノロとした動作でオレに一礼して、そのまま彼の潜っていった奥の扉を開けると、そこへ姿を消す。
待つこと数分、お盆に紅茶を一人分乗せて戻ってくると、オレにゆっくりと手渡してくれた。

それにしても、さっきまでピクリともしていなかった人形が動き出し、オレに紅茶を差し出すというのは、些か気味が悪い気もするが、それでもこんな経験はそうそう出来るものではない。
オレもフィギュアマニアだし、こうやって人形に給仕を受けたいと思ったことが無いわけではないから、気味の悪さよりもむしろ満足感と高揚感さえ覚えるくらいだ。

ドールはクロスさせた両腕でお盆を胸に抱え込んで、オレが紅茶を飲むのを見つめながら、脇に立っている。

「ん〜、君、疲れてるんじゃないか? 良かったらここに座るかい?」
オレはドールが少しフラフラとしているのを見て、イスから腰を浮かした。
どうやら関節を固定されていないときは、人間が普通に立っているのと変わらないようだから、やっぱり座っている方がラクだろう。
オレはドールの手を引っ張り、身体を支えてやりながら、オレの座っていたイスに半ば無理矢理座らせてしまった。
そこで気付いたのだが、このドールの関節は、やはり全て人間と同じように稼働するというわけにはいかないらしい。
稼働する関節は限られているようだし、その可動範囲も行動に支障がない程度といった感じで、例えば全力で走ったり、腕を思いっきり振ったりすることは出来ないみたいだ。
ドールの中の女性はかなり従順なようだが、何らかの拍子に反抗心を持たないとも限らないし、そうなったときに走って逃げたり、物を投げつけたりといった行為が出来ないようにという配慮なのかもしれない。

言葉は聞こえているようだし、首の関節は稼働するようだから、今、オレがドールに様々な質問を投げれば彼女はイエスかノーで答えてくれるような気がする。
だが、そう言った詮索はしないべきだろう。
そんなことよりこれから彼が見せてくれるだろう上の部屋にある物のことでも想像しているべきだ。

不意にドールの手が動いて、オレの手首を握ると、それを彼女の乳房に導いてくれた。
オレは促されるままやわやわとそれを揉む。

「……!?」
確かに表面は見た目通りのリアルドールの感触だ。
だが、この中に…… この奥に生身の女性が入っているのだ。
そう考えるだけで、オレは自分の分身が窮屈なスラックスの中で固く大きくなっていくのを抑えることが出来なかった……

2へつづく
ケータイ版2へ

※久しぶりの更新です。 やっぱり書いていると楽しい……
※タイトルが思いつかなかったので、あとで改題するかもしれません(^^;
※更新出来ない間、お言葉下さった方、本当にありがとうございました。 とてもとても有り難かったです(^^)

コメント

新作待ってました!
もしかしてこのリアルドールの中身は…?
これからの展開が楽しみです。

>サワディさま
今回ホントにお待たせしました。
まだ完全復活ではないんですけど、徐々に書いていきますネ。
中身はご想像どおりかと(笑)

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