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人形化小説・マネキン29

人形化小説・マネキン29

麻生さんのベッドで一人、無職になってしまったことやこれからのお仕事のことをボーっと考えている。
麻生さんは先に着替えて、ちょっと買い物をしてくると言って出ていってしまったから、布団でゴロゴロする以外にやることもない。
ホントは家事なんかをやってあげればいいんだと思うんだけどね。
最近の環境の激変に頭が着いていかないって言うか、何にもやる気が起きなくて……
ああ、こんなことじゃダメだ!
とりあえず麻生さんが帰ってくるまでにお掃除でもしておこう。

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* * *

あの社長のブティックは、わたしがいなくなったせいでマネキンが継続出来なくなったから、契約違反で報酬が減ってしまうみたい。
違う子じゃダメなのかな、っていう気もするけど、今回のことで社長もさすがに懲りたみたいで、自分から契約の途中終了を申し出てきたっていう話だ。

ほとぼり冷めたら戻ってきてくれないか、って電話もあったから、考えておきますって答えておいた。
だってね、わたしのピンチを救ってもらっておいて、やっぱりあっちがいいから元の会社に戻ります、なんていうのはどう考えても麻生さんや名取さんに不義理だもの。

とにかく今は、よけいなことを考えずにマネキンの仕事を頑張ってやることだけを考えていたい。
* * *

麻生さんが部屋に戻ってきたのは、お部屋の掃除とお風呂掃除を終えて、一息ついているときだった。

「ただいま〜♪ あ、すごい、部屋が片づいてる!」
「お帰りなさい、ずっとボーっとしててもしょうがないから、お掃除しちゃったんだ。 迷惑じゃないよね?」
当然迷惑じゃないよ、と笑顔の麻生さんは、床に置いた買い物袋から履歴書を取りだしてわたしに渡してくれた。

「ありがとう、買いに行こうと思ってたんだ。 早速書いちゃうね」
「急がなくてもいいよ? 夕方に出社するから、そのとき持っていければオッケーだよ♪」
あ、それじゃ一回帰った方がいいかな?

「夕方会社行くの? それじゃわたし、スーツとか取りに帰らなきゃ…… 名取さん達に改めてご挨拶するのにあの服じゃマズいもんね……」
「ううん、だいじょぶだいじょぶ♪ 今日出社するのはわたしだけでいいから♪ 挨拶とかは明日でいいよ」
「ホントにそれでいいの?」
「うん、だから今日は家で待っててね。 あ、それともどこかご飯でも食べに行く?」
「うーん…… そうだね、それなら帰り際に携帯に連絡もらえる?」
いいよー、と言いながら麻生さんが朝食兼昼食の準備を始める。

わたしはその間に履歴書を書き始めた。

* * *

「あ、そうだ!」
麻生さんが出掛けた後、わたしはどうせだからスーツを買ってこようと思いついた。
例の特別ボーナスをもらったから、懐はなかなか潤っているのを思い出したんだ。
退職金はまだだけど、スーツや洋服を何着か買ってもぜんぜん余裕な特別ボーナスをもらえたから、今日の夕食も麻生さんにご馳走しちゃうのもいいかもしれない。

駅前のデパートまでとりあえず出掛けることにしたわたしは、昨日着てきた服に軽くアイロンを当ててから、メイクを始めた。

* * *

「少し買い過ぎちゃったけど、ま、いっか!」
ストレス解消には、無駄遣いは結構いいかもしれない。
スーツと洋服が入った袋をいくつも持って、道端で麻生さんを待っていると、携帯で待ち合わせたよりも少し早く麻生さんの車が目の前に止まった。

「お待たせっ! ってすごい荷物だねー」
麻生さんも少し驚いているみたい。
とりあえずこんなところで長時間車を止めていたら迷惑だから、わたしは車のトランクに紙袋を積み込んで、すぐに助手席に乗り込んだ。
「なんかすっきりしたよ、衝動買いもたまにやると楽しいね」
「癖にならないでね〜」
うん、癖になったら確かにヤバイかも……
しばらくは衝動買いなんてする機会ないだろうから大丈夫だとは思うけどね。

程なく車がインド料理屋さんに到着する。
ここは前に麻生さんに連れてきてもらったことがあるんだけど、高くないのに美味しいお店なので今日はわたしがリクエストしちゃった。

* * *

隅っこのボックス席に座った私たちが、注文を終えて料理を待つ間に、麻生さんがわたしに一枚のカードを渡してきた。
「これは…… 社員証?」
「そうだよ♪ カードキーにもなってるのは知ってるよね?」
「うん、でもすごく早く出来るものなんだね」
「愛する後輩のためだから頑張っちゃった♪ 事務課の人に無理言って速攻作ってもらったの」
ニッコリ笑いながらそんなことを言われると、妙に気恥ずかしくなってきた。

「もう、後輩だけど、わたしの方がお姉さんなんだからねっ!」
照れ隠しのつもりで抗議してみる。
すると、麻生さんが少し申し訳なさそうな顔で不思議なことを言い出した。
「えーっと。 ちょっといいかな? 生年月日のところを見てみて?」
え? なんで? よくわからないけどとりあえず見てみると……
「ちょ、ちょっとこれって間違ってるよ?」
「ううん、間違ってないんだ、それ。もうそれで登録してきちゃったから…… 履歴書もその生年月日になってるよ」
うあっ、これ、どういうことっ!?
「ちょっとちょっとちょっとー! これじゃわたしってまだ高等部の一年生位ってことになっちゃうじゃないっ!」
「う〜ん、そうなっちゃうねー」
そうなっちゃうね、じゃないでしょっ!

「ねぇ、それじゃわたしは現役高等部のアルバイトとして登録されちゃったの?」
「まさかっ! ちゃんと正社員だよ?」
高等部なのに正社員なの? そういうのってあるかもしれないけど…… う〜、よくわかんないよ。
「正解はね、高等部行かずに就職したことにしたんだよ」
え? え?
「そんな…… そんなイタズラってひどすぎるよっ!」
「う〜ん、あのね、これはイタズラしたんじゃなくって、こうしないと入社出来なかったって言うか…… 高等部卒や大学卒だと、専門的な知識がないとうちの会社入れないんだ…… でね、うちの会社には中等部卒の子用の決められたワクがあるから、名取さんの顔でそこに無理矢理押し込んでもらったんだ。 勝手なことしてゴメンね……」

すごく悲しそうな顔で、しょんぼりとした姿は叱られた子供みたいで、わたしはそれ以上強く言えなくなった。
「でもね、お給料だけはちゃんと高卒の子と同じくらい出るように、ちゃんと名取さんが交渉してくれたから、それは安心してね。 気分悪くさせちゃったかもしれないけど、わたしもどうしても一緒に働きたくって……」

名取さんまで無理してわたしを採用しようとしてくれたんだ……
いつもツンツンした名取さんが、わたしのためにそんなことまでしてくれたかって思うと、ちょっと嬉しい気もしてくる。

「でもね、イヤだったら断ってくれてもいいんだよ? もしかしたらパートやアルバイトの方がお給料いいかもしれないし……」
「ううん、いいよ。 名取さんまでそんなにわたしが必要だって思ってくれてるのに、断ったら申し訳ないし……」
「ホントに? いいの?」
「うん、このまま麻生さんと仲悪くなっちゃうのもイヤだし…… お給料もちゃんと出るんだし。 ただね? わたしは中等部卒には見えない気がするんだけど、それはいいの?」

高等部卒業したて、っていうんならなんとか見えなくはないと思うけど、中等部卒業したてには見えないよね、わたし。
「それは大丈夫、わたしに任せて♪ あ、ちょっと電話してくるから待っててね!」

麻生さんが、ひどく安心したような顔をしながらそう言った後、携帯電話を持ってトイレの方へ向かった。
わたしはもらったばかりの社員証を見ながら、深く溜息をつく。
とんでもないことになっちゃったなぁ……

30へつづく
ケータイ版30へ

※とんでもないことになっちゃいました(笑)
※今回はエロ無しです。

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