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人形化小説・マネキン27

人形化小説・マネキン27

リニューアルされたマネキンスーツはなかなか着心地がいい。
確かに外からの空気が入ってくる分、外の世界とマネキンの中のわたしだけの世界の壁は薄くなったような気がして恥ずかしさはあったけど、それよりも汗だくにならなくなったのはとってもありがたいかもしれない。
二日続けて装着していたせいで、慣れちゃったっていうのもあるけどね。

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* * *

マネキンの仕事の終了期限が近づいている。
正直に言ってやっと終わるっていう満足感や達成感もとっても強いんだけど、ちょっぴり寂しい感じもした。
麻生さんとは仕事が終わっても連絡を取り合う約束をしてるし、お店にもわたしにも特別収入が入ってくるから、いいことずくめのはずなんだけどね。

……最近はホントに慣れてきちゃっているせいで、マネキンをもうやれなくなるっていうことに、逆に現実感がないのかも。
名取さんの研究室に行ってマネキンになって、箱に入って搬送されて、お店に置かれてずっとそのままそこにいるだけ。
何にも出来ないけど、逆に言えば何にもしなくていいっていう、すごく解放された環境なんだよね。
……マネキンの中に思いっ切り封印されてるのに、解放されてる、っていうのもヘンな話なんだけど、あはは。

そんな感じですごく複雑な気持ちはしてるけど、でもフロアに戻って接客するのも、わたしはやっぱり好きなんだ。
復帰したら…… 今回の経験を活かして、前よりももっともっと頑張りたい。

* * *

麻生さんの部屋で目覚めたわたしは、一足先にシャワーを終えた麻生さんと入れ違いにお風呂に入って寝汗を流していた。
今日は休みの日だから、一緒に食事をした後に映画に出掛ける予定だ。
しかも、前のわたしなら絶対選ばないような甘い恋愛映画だったりする。
麻生さんとこうなっちゃってから、どうも嗜好まで変わってきてしまったみたいだ。
わたしが恋愛映画を見るとはね、しかも女の子同士のカップルで……

そう言えば、お風呂に入る前に部屋に漂っていたお味噌汁の香り…… 相変わらず美味しそうだったな……
あの香りを思い出しながらシャワーを浴びていると、すごく幸せな気分になってきた。
麻生さんの料理は、お味噌汁だけじゃなくてどれもすごく美味しい。
あんまりにも美味しいから、作り方をここ何日か少しずつ教わってたりする。
やっぱりね、いつも作ってもらってばっかりじゃなくて、わたしも美味しいのを作って喜んでもらいたいんだ。
わたしはあんまり料理が得意じゃないから、まだまだ全然ダメだけど、いつかわたしの作った美味しいご飯を食べてもらえたらいいなと思ってる。

でも、今日のところは麻生さんの美味しいご飯を食べて、一日楽しんでこよう。
シャワーを止めたわたしは、浴室のドアを開け、洗濯カゴに置いてあったバスタオルで身体を拭きはじめた。

* * *

映画館を出たわたし達は、近くの喫茶店に向かうところだった。
急にわたしの携帯電話が震えだし、着信を報せる。
最初はメールかと思ったけど、5回震えてもまだ止まらない。
デートを邪魔されたわたしは、ちょっと不機嫌な声で電話に出てみる。

「もしもし? 今大丈夫かな?」
……大丈夫じゃないですっ!
声の主が社長だとわかって、思わず電話を切りそうになるけど、仕事の話からもしれないんだからそうも言っていられない。
「ええ…… 何かありましたか?」
「休みのところすまない、会って話をしたいんだが時間を作れるかな?」
……ナンパ?
軽口を叩こうかと思ったけど、声がすごく真剣だ。
なんだろう、フロアの仕事に復帰後についてとかかな?
わたしは一旦電話を保留にして、麻生さんに事情を説明してみる。
「ん〜、しょうがないね。 でも浮気したらダメですよ?」
冗談っぽく笑いながら、麻生さんは指でオーケーのサイン。
それを確認したわたしは、ゴメンネ、とちょっと頭を下げてから、電話の向こうの社長と、これから会う約束をした。

* * *

「く、クビですかっ!?」
「すまん…… こんなことなら長期出張扱いではなく、長期休暇扱いにしておけば良かった…… 私の判断ミスだ……」
「いえ、わたしも長期出張扱いで同意しましたから……」

約束していた他国籍料理店の扉を開けて店員に聞いてみたら、社長はもう奧の部屋に着いているとのことだった。
わたしが銀色の衣裳を着けたウェイトレスに案内されて個室に区切られた部屋まで行くと、開口一番社長が土下座で謝ってきた。
そして、わたしはクビを伝えられてしまったというわけだ。

社長が言うには、お店のスタッフが買い出しにでかけたときに、たまたま麻生さんと出掛けていたわたしを見付けた、と言うのが発端だったらしい。
長期出張中と言うことで、仕事のためにわたしは長い間出社していないとスタッフ達はみんなが思っていたのに、実は遊び歩いていると知って直談判されてしまったということだ。

「私は、そんなことはない、有り得ないことだとつっぱねたんだが…… どうにも君がいなくても店はきちんと回っているし、新人の子は以前の君以上の売り上げを出しているしでね。 成果も出した上に全員この場で辞めると言われてしまっては、私にはどうにも出来なかった。 君には本当に申し訳ないと思っている」
「そんなバカなこと…… だってわたし、会社のためにあんなお仕事をしたんですよ!? そのせいでクビだなんて……」
「スマン…… 例の特別ボーナスは退職金と一緒に、少し上積みして支払うから、どうか納得してもらえないだろうか……」
「納得もなにも…… もう決まったことなんでしょう!? もう、もういいです!」
泣きながら、思いっ切り社長のハンサム顔をパーンとぶって、わたしは個室を出た。
そのまま外に出ると、麻生さんに電話する。
……わたしは迎えに来てくれた麻生さんに抱き付いて、しばらく泣きじゃくっていた。

* * *

近くの駐車場に止めてあった車に移動したわたし達は、暗い雰囲気でシートに座っていた。
わたしは少し落ち着いて、それでも赤い目で事情を話す。
しばらく相槌を打ちながらわたしをなだめていてくれた麻生さんは、やがてにっこりと微笑みながら言った。
「うちの会社に来て下さい、大歓迎ですよ♪」

28へつづく
ケータイ版28へ

※ゴメン、今回はエロ無し。
※新作とか、新展開とかって書き出しが一番難しいデス。 どういう展開にしようかな、っていうのが閃かないときはなおさらネ(^^;
※昨日書いたTS小説・後輩は、どういう風に女性化しようか悩み中。 やっぱり整形手術が一番自然かナ……

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